「あんぱん」江口のりこ、今田美桜“のぶ”ら娘3人を「いつも後ろから見守っている感じ」

0

2025年05月07日 12:01  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

連続テレビ小説「あんぱん」 江口のりこ
NHK連続テレビ小説「あんぱん」で今田美桜演じる主人公・朝田のぶの母・羽多子を演じる江口のりこが、演じるキャラクターや娘役の今田について語った。

本作は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語。

江口演じる朝田羽多子(はたこ)は、朝田家を支え続ける趣深い母。夫を尊敬し、3人の子どもたちには平等に接すしている。



――羽多子という人物をどう捉えていますか?
江口まずオファーを受けたときに、どう考えても私は朝ドラのお母さんっぽい感じはないので、なんでだろうと思いました(笑)。

羽多子は、たくましくてやさしいお母さんですね。家のことを守りつつも、夫である結太郎(加瀬亮)さんが言っていた「女子も遠慮せんと大志を抱け」という思いを大事にしていて。娘3人に好きなことがあれば、その道に進めるようにサポートし、いつも後ろから見守っている。そんな感じがしますね。

――第1週で夫・結太郎が亡くなってしまい、その後、第5週と第6週で結太郎が出張に行くたびにくれた手紙について話す場面がありましたが。
江口初週の木曜で亡くなってしまって、びっくりしましたね。羽多子としては、もちろん悲しいけれども、まずはそれよりも生活をどうにかしなくてはいけない。小さい子どもが3人いて、悲しむ暇がない。どんな夫婦だったのかというのは、今も想像するところではあるんですが......。

というのも物語上、結太郎さんと 直接話したのは「出張ご苦労さまでございました」「お気をつけて」「行ってらっしゃい」くらいしかないんですよ。

でもきっと、結太郎さんが出張先で羽多子を思いながら手紙を書く時間は、唯一ゆっくりできる時間だったんだろうなと。羽多子にとっても、その手紙を読んでいる時間が、一番豊かな時間だったんだと思います。帰ってきたらきたで、生活に飲まれてしまいますし、離れている時間が二人の愛情を強くしていったのかもしれませんね。

――屋村草吉(阿部サダヲ)の助けもあり、羽多子は朝田家でパン屋を始めることができました。
江口屋村さんは風来坊なのに、こんなに長い間、朝田家でパンを焼いてくれて。不思議ですよね。でも、屋村さんがいなかったらパン屋はできていないですし、羽多子は屋村さんをすごく大事にしていると思います。

パン屋を演じるにあたって指導してくださっているパン職人の竹谷さんという方がいるんですが、竹谷さんが焼いたパンが本当においしいんですよ。今まで味わったことのないような深い味のパンで。それを食べられるのがうれしいですね。

――娘であるのぶへの思いと、演じる今田美桜さんの印象は?
のぶって本当にいい子なんですよね。自分のことだけを考えているのではなく、いつも家族のことを考えていて。なので、自分の子どもでありつつ、羽多子を助けてくれる人という感じもあるんですよ。朝田家はのぶが照らしてくれている気がしますね。

美桜ちゃんは、数年前にドラマでご一緒させていただいて。そのときは、私が美桜ちゃんの上司で、彼女の成長を見守るという役どころだったんです。だから、自分の体の中に“今田美桜を見守る”という免疫がもうすでにあるんですね(笑)。とても素直で誠実な方なので、のぶ役にピッタリだなと思いますし。見ているだけで羽多子の気持ちになれるので、美桜ちゃんのお母さん役をやらせてもらえるというのは、 すごくうれしいなと思います。

第6週「くるしむのか愛するのか」
東京高等芸術学校に入学した嵩(北村匠海)は、型にはまらない自由な発想の図案科教師・座間晴斗(山寺宏一)の指導のもと、新しくできた友人・健太郎(高橋文哉)とともに刺激的な日々を送っていた。同じころ、女子師範学校の2年生となったのぶ(今田美桜)とうさ子(志田彩良)は、指導に一層力が入る黒井(瀧内公美)から忠君愛国の精神を叩き込まれる毎日。うさ子が黒井に心酔していく中、のぶはなかなか納得できないでいた。そんなある日、朝田家で働く豪(細田佳央太)に召集令状が届く。それを知った蘭子(河合優実)は…。


連続テレビ小説「あんぱん」は毎週月〜土曜日8時〜/再放送12時45分〜NHK 総合ほかにて放送中(全26週/130回)。※土曜日は1週間をふり返り




(シネマカフェ編集部)

    ニュース設定