活動休止中のアイドルグループ「嵐」が5月6日、来春のコンサートをもって解散することを有料ファンクラブや公式SNSなどを通じて発表した。
同日、ファンクラブサイト内で公開された動画に相葉雅紀(42)、松本潤(41)、二宮和也(41)、大野智(44)、櫻井翔(43)のメンバー5人が揃って登場。自らの言葉で、来春に最後のコンサートツアーを行い、嵐としての活動を終えることを報告した。
また、今回の発表に際して嵐の公式Xに掲載されたコメントでは、《時間をかけて、何度も話し合いを重ね》た結果、もう一度嵐としてコンサートを行うことを決めたと説明。その上で、《ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”“直接パフォーマンスを見てもらう”ということをもって、5人での活動を終了する》という結論に至ったと伝えている。
この発表をうけ、Xではファンから悲喜こもごもの声があがっている。その中には来春のコンサートでの、あるメンバーの活躍に期待を寄せるこんな意見も。
《今の松潤がどういうライブ構成と演出にするのかが興味あるなぁ、凄いことやってくれそう》
《スノの国立に松潤が演出に関わったと聞いて、この4年半の間に最新のエンタメを吸収している松本潤が演出する嵐のコンサートが観たいと思ってた夢が叶うの凄いよ》
《今まで数々の伝説を残してきた松潤演出、自分のグループ活動最終回にどういった演出を仕掛けてくるのかワクワクが止まらない》
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「松本さんが嵐のライブ演出を担当していることは、ファンの間ではよく知られています。ライブのコンセプトやセットのデザイン、セットリスト、衣装、映像、照明など、演出のすべてに携わっているそうです。
実は観客の頭上をアクリル板でできた可動式のステージで移動する『ムービングステージ』も松本さんが考案したもの。また、2007年に初披露した“MJウォーク”といわれるワイヤを使い、宙吊りになって逆さに歩く演出も有名ですね。松本さんは歌舞伎や現代劇、ミュージカルなどさまざまなエンターテインメントを見て勉強し、これらの演出を思いついたそうです」(芸能関係者)
そうして培った演出のノウハウを後輩に惜しみなく伝授しているという。
「松本さんは後輩向けに『演出塾』を開催し、育成してきました。彼の功績としてよくあがるのが、2021年12月30日に開催されたライブ『Johnny’s Festival』です。この旧ジャニーズ事務所所属のタレント総勢78名が出演したビッグイベントで松本さんは総合演出を手掛け、後輩たちに演出術を身をもって伝えました。
先月、国立競技場でおこなわれたSnow Manのライブでも、深澤辰哉さん(33)とラウールさん(21)から依頼を受け、松本さんが演出の監修を務めたそうです。深澤さんは以前から松本さんの自宅でライブのダメ出しを受けるなど、演出を直接教え込まれていたようですからね」(前出・芸能関係者)
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松本は2023年12月に俳優の山田裕貴(34)がパーソナリティを務めるラジオ番組『山田裕貴のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)に出演した際、夢を尋ねられて、こう熱弁していた。
「いつになるか分からないけど僕はね、制作会社を作りたいんですよ。一緒にお仕事させてもらう人たちで、クリエイターの人たち素晴らしい人たちがいるから」
その夢を叶え、松本は2024年6月に新会社を設立。嵐が25周年を迎えるデビュー記念日である11月3日に向けて、ある計画を練っていたという。
「松本さんは25周年での復活を本気で目指していたそうです。そして、自分の制作会社や演出術を生かして、再始動ライブをよりよいものにできるように準備していたといいます。しかし、大野さんの完全復帰にまだ時間が必要だったことから、11月でのライブ開催は断念。
そんななか、松本さんは野田秀樹さんの舞台『正三角関係』に出演しました。嵐として活動ができないなか、野田さんの下で演出を学ぶことが将来的にグループのためにもなるという思いがあり、オファーを受けたと聞いています」(前出・芸能関係者)
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演劇界のトップランナーから薫陶を受けた松本が手掛ける嵐のラストコンサートは、はたしてどんなものになるのだろうか。
「松本さんは野田さん以外にも、狂言師の野村萬斎さんや歌舞伎役者の中村七之助さん、尾上松也さんなどと親しく、演出論を語り合っているそうです。伝統芸能の演出を、これまでにない新たなアプローチで取り入れることは十分考えられます。
最新のテクノロジーを使った演出も松本さんの得意とするところです。過去にはステージ上部から流した水をスクリーンにして、そこに映像を投影させたこともありました。今なら、数百から数千のドローンを飛行させて、空中に浮かぶ映像や光を投影する『ドローンショー』が候補のひとつでしょう。実際、先月のSnow Manのライブでもドローンを駆使して撮影をおこなっていましたしね。
また、今ではスポーツ観戦などでも使われるほど一般化した、曲に連動してペンライトが光る『音響連動ペンライト』も松本さんがいち早く取り入れた演出です。松本さんは観客との一体感を重視しているので、こうした没入感を生む演出をライブの重要なシーンで使ってくると思います。いずれにせよ、これまでの松本さんの経験を生かした集大成のようなライブとなることは間違いありません」(前出・芸能関係者)
ハワイでのデビュー15周年記念ライブの際は、松本の演出によってヘリコプターで空から登場した嵐。来春のコンサートツアーでも、登場からきっと見たこともない壮大なエンターテインメントを披露してくれるに違いない。
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