ぐずつく沖縄は梅雨入り間近 10日頃は九州から関東は荒天に 13日頃は夏日続出

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2025年05月07日 17:20  日本気象協会

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沖縄は、この先は曇りや雨になる日が多く、例年通りであれば、そろそろ梅雨入りする可能性があります。9日(金)から10日(土)は、九州から北海道の広い範囲で雨。太平洋側の沿岸部を中心に風が強まり、荒れた天気に。11日(日)以降は広く晴天。13日(火)頃は25℃以上の夏日が続出。真夏日一歩手前の暑さになる所も。

9日(金)〜10日(土)は全国的に雨 九州から関東の太平洋側で荒れた天気に

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8日(木)は全国的に晴れて、日中は広い範囲で清々しく感じられそうです。最高気温が25℃以上の夏日になる所もありますが、空気はカラッとして過ごしやすい陽気になるでしょう。ただ、晴れの天気は続かず、西から天気は下り坂に向かいます。

9日(金)は、九州は朝から雨が降ったりやんだりで、中国、四国、近畿は昼頃から雨雲がかかるでしょう。一時的に雨脚が強まり、カミナリを伴う所もありそうです。

東海、関東から北海道は、午前中はまだ日が差す所はあるものの、午後は段々と雲が多くなります。夜は所々で雨が降りだすでしょう。

10日(土)は、早くも西から天気は回復します。九州から近畿は、朝から晴れ間が広がるでしょう。ただ、東海、関東周辺では昼頃まで雨雲が残る見通しです。沿岸部を中心に風が強く吹き、荒れた天気になる恐れもあります。山沿いでは、雷雨となり、バケツをひっくり返したような雨になる所もあるでしょう。落雷や突風だけでなく、道路の冠水などにもご注意下さい。

沖縄は雨の季節に突入か? 修学旅行に暗雲 最新の情報に注意

沖縄は、向こう一週間、曇りや雨になる日が多いでしょう。平年では5月10日が梅雨入りとなっており、沖縄では、ひと足先に梅雨入りの発表があるかもしれません。梅雨に入ると、連日のように曇りや雨となります。時折り、発達した雲がかかり、カミナリを伴って、非常に激しい雨が降ることもあるでしょう。湿度も高く、ムシムシと不快な暑さになりますので、熱中症だけでなく、食品の管理にも注意が必要になります。

また、5月から6月にかけては、修学旅行シーズンです。沖縄方面に向かう学校もあると思いますので、最新の情報にご注意下さい。

非常に激しい雨って どんな雨?

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非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上〜80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。

なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのまま、たまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が、1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が、傘にあたることになるのです。

ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では(非常に激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意下さい。

11日(日)以降は晴天 13日(火)頃は各地で季節外れの暑さに 最高気温が30℃近くまで上がる所も

11日(日)は、雨が降る沖縄や北海道を除き、広い範囲で日差しは届くでしょう。ただ、天気は変わりやすく、関東から西では、あちらこちらで急に雨雲や雷雲が発生する可能性があります。屋外でのレジャーやスポーツを楽しまれる方は、ゴロゴロと雷鳴が聞こえてきたら、すぐに安全な建物の中に避難するようにして下さい。

12日(月)以降も、九州から北海道は晴れの天気が続きます。最高気温は軒並み平年より高く、広い範囲で25℃以上の夏日になるでしょう。13日(火)と14日(水)は、日中はさらに暑くなりそうです。内陸を中心に気温は上がり、振れ幅を考慮すると、30℃を超える所もでてきそうです。窓を閉めきった車内では灼熱と化しますので、お気をつけ下さい。まだ、体は暑さに慣れていませんので、こまめに水分を補給したり、積極的に冷房を利用するなど、熱中症への対策が必要になりそうです。

車内温度が高い時の、効率的な下げ方

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車内温度が55℃と高温になった駐車車両の車内温度を下げるための方法を複数試したところ、最も早く温度が下がったのは「窓を全開にして車のエアコン(オート)を外気導入、温度設定をLo(最低)にして走行し、2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行する方法」でした。この方法では5分後の車内温度が28℃になりました。

上の画像のように、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。

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  • ぐずつく沖縄。沖縄県政と県民性かと思ったら天気かよw
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