5月4日、東京ドームで開催された格闘技イベント「RIZIN男祭り」の配信で、芸人・狩野英孝(43)の実況が話題になっている。
狩野が副音声で実況を担当したのは、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で配信された同イベントの第9試合からメインまでの中継。メインの朝倉未来(32)と鈴木千裕(25)のビッグマッチには大会前から注目が集まっていた。
狩野は事前の告知動画で、格闘技に詳しくない自分が実況に選ばれたことについて、「正直私も、何で僕なんだろうと感じております」と不安な胸中を吐露しつつ、「どうやらこう戦って、男と男、人と人が戦って、倒れて戦闘不能になったらこれが負け、こっちが勝ち」と“狩野節”を披露。実際に中継が始まると、持ち前のユーモアと自由な発言で大会を盛り上げた。
「狩野さんは格闘技の知識はゼロなので、当然技術的な解説はできていなかったのですが、独特な表現が非常に印象的でした。
たとえば、朝倉選手に倒されてマウントを取られた鈴木選手がホールドをした際には、『朝倉さんが上になって千裕さんを抱きしめてます! で、千裕さんも脚でギュッとやってます!』と、見たままを矢継ぎ早に喋っていました。
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さらに、『上に乗ってる未来さんがコツコツコツコツ攻撃をすることによって、千裕さんが口から血を出してます。たくさん血を出したら出血多量もありますね』、『この狭いリングだ。もし舞台が地球のアースならばもうこんな細々したことはない』などと“迷実況”を連発。
極めつけは朝倉選手の上からのパンチを鈴木選手が回避したシーンで、『パンチしたのを躱して地面にゴツッなんて、もうアニメでしか見たことないっすよ、こんな! で、そこで地面が割れてでしょ? 漫画だよ、漫画!』と天然ぶりを炸裂させていました」(スポーツ紙記者)
この狩野の“素人実況”は視聴者から大好評だったようで、Xでは
《予備知識ゼロの実況おもしろすぎる》
《緊迫感あるメインイベントでこのコメント、天才すぎる》
《狩野英孝のRIZIN生中継の実況流石にカオスすぎた》
などという声が多くあがっている。また、熱狂的な格闘技ファンからも《格闘技知らない人が解説席混じってるのイラつくタイプだけど狩野英孝は一周回って好き》と、絶賛されているのだ。
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「狩野さんの“実況”の面白さは以前から定評があります。2019年12月に開設したYouTubeチャンネルではさまざまなゲーム実況をしており、開設5カ月で登録者数10万人を突破。2025年現在ではなんと233万人の登録者数を誇ります。格闘技同様に知識が豊富なわけでも特別プレイが上手なわけではないのですが、かなり人気なんです。
2020年におこなった『Dead by Daylight』の配信では、操作していないのに勝手に狩野さんのキャラクターが攻撃をするバグが発生し、空振りして敵に逃げられるという事態に。『勝手に斧振らないで!』と連呼していましたが、実際に使っていたのはハンマーで、視聴者からは爆笑を意味する『w』コメントが連投されました。それ以外にも謎のトラブルが多く、狩野さんの焦る様子が笑いを誘うと人気のチャンネルです」(芸能ライター)
知識がなくとも飾らない言動や独特の語彙など、嫌味のない実況が視聴者の心を掴んでいる狩野。今回の実況を機に、今後、格闘技関連のオファーが次々と舞い込んでくるかもしれない。
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