
およそ4年半ぶりに5人揃っての活動再開を発表した嵐。一方で来年春のコンサートツアーをもって「嵐としての活動を終了する」とも明かしました。
「活動終了」と「解散」は違う?井上貴博キャスター:
細かい表現、言葉遣いの一つをとっても、ファンの心をマイナスにする作用を極限まで排除した心遣いを感じました。5人の思いが端々に伝わるなと思います。
肉乃小路ニクヨさん:
すごく配慮が行き届いていますよね。今までだと、グループアイドルはあまり仲が良くないというイメージがありましたが、嵐の5人は仲良く仕事を一つ一つこなしていて、そこが素晴らしいですよね。5人の「箱推し」が非常に多かったと思います。「最後のコンサートで直接お会いしたい」という思いで開催するという、本当にファン思いのグループだなと思いました。
井上キャスター:
6日夕方、嵐が約4年半ぶりに5人揃って活動再開し、来年春のツアーをもって、嵐としての活動を終了するというニュースが入ってきました。
各メディアは「解散」という形で報じていますが、「活動終了」という言葉を使って今回メッセージを発していました。この違いについて見ていきます。
|
|
2019年1月、活動休止発表の会見で、大野智さん(当時38歳)は、“自由な生活がしてみたい”ということ、「この世界を一度離れてみて、今まで見たことのない景色を見てみたい。(休止の期限は)わからない」と話していました。
櫻井翔さん(当時37歳)は、「誰か一人の思いで嵐の将来を決めるのは難しいと思うのと同時に、他の何人かの思いで誰か一人の人生を縛ることもできない」としていました。
二宮和也さん(当時35歳)は「5人でなければ嵐ではない。100%のパフォーマンスはできない。リーダーの思いを尊重する形で結論に至った」。
松本潤さんは「解散ではなく、5人揃わないと嵐ではない」と強調していた会見でもありました。
活動休止中、大野さんは芸能活動を休止。他の4人は映画・舞台・テレビなどマルチに活動しています。そして、櫻井さんと相葉さんは結婚、松本さんと二宮さんは独立し、様々なことがありながらも、5人がそれぞれ人生を歩む、だけれども、5人で嵐ということを、ずっと続けてきたわけです。
2024年4月、「未来を描くための準備を進めていけたら」ということで、株式会社 嵐を設立したというのも大きなニュースになりました。
約1年半前から5人で話し合っていて、「私たちを取り巻く環境は変化し、それぞれの環境も以前とは形を変える中で、なかなかその答えにたどり着くことは簡単ではありませんでした」という発表が6日にあり、来春のツアーでファンに直接感謝し、5人での活動を終了するということです。
つまり、一度も発表文で「解散」という言葉は使っていません。
報知新聞 嵐担当 田中雄己記者は「事実上の解散だけれども、思いとしては、活動休止中にも会っていたように、今後も5人の関係性は続くという意味で、解散ではなく活動終了という言葉を選んだのではないか」としています。
出水麻衣キャスター:
グループの中で、ライバル関係で切磋琢磨していくというトレンドもありましたが、嵐の皆さんは、みんなで和気あいあいとしていて、それが世の中の風潮とも合致して、嵐の皆さんの仲睦まじい姿に憧れて、私生活でも周りの人たちと仲良くやっていこうと思ったことを思い出しました。
|
|
井上キャスター:
お子さんからお年寄りまで、全員がメンバーのフルネームを言えることが凄いですよね。メディアが多様化してきている中で、間違いなく国民的グループと言えるのは嵐だなと感じますね。
肉乃小路ニクヨさん:
楽曲はこれからも残るので、活動は終了するけども、楽曲や友情関係は続くので活動終了という言葉を選んだのではないかと思います。
==========
<プロフィール>
肉乃小路ニクヨさん
ニューレディー
銀行・保険会社など金融業界でキャリアを積む
独自の視点で経済・お金・人生観を語る関係性