パルコ・プロデュース2025「エドモン〜「シラノ・ド・ベルジュラック」を書いた男〜』大阪公演前取材会に応じたNEWS・加藤シゲアキ (C)ORICON NewS inc. NEWSの加藤シゲアキが主演を務める舞台、パルコ・プロデュース2025「エドモン〜「シラノ・ド・ベルジュラック」を書いた男〜』大阪公演に先立ち8日、市内で、加藤が取材会に応じた。スピード感が魅力の本作に潜む新たに発覚した事実を明かした。
【全身ショット】オーバージャケットスタイルがかっこいい!ビシッとキメる加藤シゲアキ 1897年に初演され、世界で最も上演されている戯曲とも言われる、17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人の恋物語『シラノ・ド・ベルジュラック』。本作は、その誕生秘話を映画監督としても活躍するフランスの若手劇作家・演出家のアレクシス・ミシャリクが、ドタバタ幕内コメディ仕立てに描いた。
「エドモン〜『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男〜」は2023年にマキノノゾミ氏の演出、加藤の主演で初演された。そして、今年4月30日での東京・PARCO劇場で再演。そして、今月9、10日に東大阪市文化創造館 Dream House、17、18日に福岡市市民ホール、24日に豊田市民文化会館で上演される。演出は初演に引き続き、マキノ氏、共演には、村田雄浩、瀧七海、細田善彦、堀部圭亮、安蘭けいらが名を連ねる。
スピード感のあるドタバタコメディーが魅力の本作だが、そこには原作に対するリスペクトが。加藤は「参考資料としてフランス版の舞台を見させてもらった時に、2時間以内で終わっていて、マキノさんがフランス語は早いからそのスピードで終わる。日本でやったら2時間半ぐらいになっちゃうけど、フランス人のスピードを意識して2時間ちょっとで収まるようにしょうとおっしゃって、初演からずっとそれを意識してやってきた」と話した。
しかし、先日の東京公演で思わぬ事実が発覚した。「原作者のミシャリクが東京公演を観に来て、その時知ったんですけど、僕らが見たフランス版自体が、フランス演劇の中でもかなり早い。フランス人だからじゃなくて、ミシャリクが早く作ってたんですよ。それがこの演劇のもつおもしろさで、それがいいってことなんですけど…。本番では台本もそのままではなく、いろいろカットしてるらしくて、僕たちはオリジナルのままやってるんで、”なんで俺たちこんな早くやってんだ””フランスよりも早くないか”っていうのを思ったりしました」と困惑したことを吐露。「でも、そのテンポによって独特の熱量が生まれてるので、こういう演劇は他ではなかなか見れないと思います」とアピールした。