『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』©2007 福田ますみ/新潮社 ©2025「でっちあげ」製作委員会綾野剛、柴咲コウ、亀梨和也、木村文乃、光石研、北村一輝、小林薫ら豪華キャストが勢揃いの映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』より、キャラクター映像と場面写真が公開された。
本作は、ルポルタージュ「でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相」の映画化。20年前、日本で初めて教師による児童への虐めが認定された体罰事件。報道をきっかけに、史上最悪の殺人教師は、停職処分になる。児童側を擁護する大弁護団が結成され、民事裁判へと発展するが、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開けた。
今回公開された映像は、氷室律子(柴咲)の息子・拓翔(三浦綺羅)の先生から体罰を受けたという告白から始まる。主人公の小学校教諭・薮下誠一(綾野)は、怯えた表情で「やってません」と完全否認しながらも、常軌を逸している様子が見られる。
一方律子は、「絶対に許すことができません」と力強く断言。どこかしら奇妙な空気も感じ取れる。
さらに、異様な存在感を放つ人物が続々と登場。週刊春報の記者・鳴海三千彦(亀梨)が、氷室夫婦に「私に任せてください」と自信たっぷりに言い放つと、教頭・都築(大倉孝二)は「認めてましたよね?」と薮下に詰めよる。
律子の夫・拓馬(迫田孝也)が怒号を浴びせ、薮下の妻・希美(木村)は「あなたの味方だから」と薮下を支える。校長・段田重春(光石)は「とにかくまずは謝罪すべきだ」と言い、弁護士・大和(北村)は「被告が体罰をしたと?」と自信ありげに詰め寄る。薮下の弁護士・湯上谷(小林)は「裁判は戦争ですよ」と鋭さを見せている。
『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』は6月27日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)