自由貿易堅持へ連携=日・EUが閣僚級経済対話
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2025年05月08日 20:31 時事通信社

日本と欧州連合(EU)は8日、東京都内で閣僚級の「ハイレベル経済対話」を開き、トランプ米政権の関税措置の影響が懸念される中、自由貿易体制の堅持に向けた日・EUの連携などについて意見交換した。日本からは岩屋毅外相と武藤容治経済産業相、EUからはシェフチョビッチ欧州委員(通商・経済安全保障担当)が出席した。
岩屋氏は席上、「現下の困難な国際情勢を踏まえ、日・EU間の連携は重要性を一層増している」と指摘。武藤氏は「世界で保護主義的な動きが見られる中、日・EUは基本的な価値観を共有する重要なパートナーだ」と述べ、協力強化に意欲を示した。
また、シェフチョビッチ氏は「法に基づいた貿易、透明性、予測可能性、合意の尊重を日本との共同の考えとして強調しておきたい」と語った。
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