フェラーリ1-2でWECスパ開幕、シューマッハー駆るアルピーヌ3番手。中山組レクサスがLMGT3首位発進

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2025年05月08日 20:40  AUTOSPORT web

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50号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)
 5月8日、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでWEC世界耐久選手権第3戦『スパ・フランコルシャン6時間レース』が幕を開けた。レースウイーク初日、現地木曜の11時30分から行われたフリープラクティス1回目(FP1)ではアントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン組の50号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)が最速タイムをマークしている。

 表彰台を独占した開幕戦カタールに続き、先月イモラで行われた今季第2戦でも母国優勝を飾るなどフェラーリ499Pが速さを見せている2025年シーズン。跳ね馬の勢いが今大会も継続されるのか、それともトヨタやポルシェといった他陣営がストップをかけるのか、FP1はそれを占う注目のセッションとなった。

 晴天のもと気温13度、路面温度は20度のドライコンディションで始まった90分間のセッションでは、序盤に50号車フェラーリがフォコのドライブで2分02秒835をマークし、これが全車ターゲットタイムに。これにポール・ディ・レスタの93号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)が0.459秒差で続くが、開始から30分が経過した段階でロバート・クビサ駆る83号車(AFコルセ)が2分03秒057を記録して2番手に。フェラーリのワン・ツーとなった。

 中盤以降、ベストタイムの更新が見られなかったタイミングモニターに動きがあったのは最終盤で、36号車アルピーヌA424(アルピーヌ・エンデュランス・チーム)に乗り込んだミック・シューマッハーが2分03秒094を刻み、4番手から3番手に順位アップ。これにより93号車プジョーが4番手に下がっている。

 プジョー・トタルエナジーズの94号車が全体の5番手で、ここまでがトップと1秒圏内だ。15号車BMW MハイブリッドV8(BMW MチームWRT)は50号車フェラーリから1秒163おくれての6番手。7番手以下は2分04秒台のタイムとなり12号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・ハーツ・チーム・JOTA)、51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)、平川亮組の8号車トヨタGR010ハイブリッド(トヨタ・ガズー・レーシング)、6号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)と続くトップ10となった。小林可夢偉組7号車トヨタは13番手だ。

 LMGT3カテゴリーでは、このスパ・ラウンドでWECデビューを果たす、中山雄一が乗り込む78号車レクサスRC F GT3(アコーディスASPチーム)がクラストップ。ベストタイムは中山が記録した2分18秒432だ。

 ASPチームは今大会でも速さをみせており、姉妹車87号車レクサスも2分18秒619というタイムで3番手につけた。2台のレクサスに挟まれるかたちとなったクラス2番手は、前戦イモラで首位争いの最中のアクシデントに泣いた21号車フェラーリ296 GT3だ。

 2分18秒台に入った最後のクルマ、88号車フォード・マスタングGT3(プロトン・コンペティション)がクラス4番手で続き、その後ろはやや間が開いて10号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3エボ(レーシング・スピリット・オブ・レマン)と77号車フォード・マスタングGT3(プロトン・コンペティション)は2分19秒台。クラス7番手となった59号車マクラーレン720S GT3エボ(ユナイテッド・オートスポーツ)以降は2分20秒台のタイムとなっている。その中には佐藤万璃音組の95号車マクラーレン(ユナイテッド・オートスポーツ)も含まれ、同車は9番手で週末最初のプラクティスを終えている。

 WEC第3戦スパ6時間レースのFP2は、このあと16時30分(日本時間23時30分)から行われる予定だ。

https://youtu.be/hmJh6rpV-9o

[オートスポーツweb 2025年05月08日]

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