ドニー・イェン主演、アクション・ファンを魅了した『導火線/FLASH POINT』期間限定最終上映決定

0

2025年05月09日 05:30  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

『導火線/FLASH POINT』5月30日〜6月12日、シネマート新宿にて期間限定公開 (C)Pegasus Motion Pictures Distribution Limited. All Rights Reserved.
 映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024年)の大ヒットを受けて、香港アクション映画への注目度が高まる中、8月末を持って日本国内の権利が終了する『導火線/FLASH POINT』(配給:是空)の期間限定最終上映が決定した。5月30日から6月12日までの2週間、期間限定で東京・シネマート新宿にて上映される。

【画像】映画『導火線/FLASH POINT』場面写真

 本作は、“宇宙最強”“最後の本格派”と言われ、「イップ・マン」シリーズや『ジョン・ウィック コンセクエンス』(23年)など、世界的な活躍を見せる俳優ドニー・イェンが、製作、アクション監督、主演を務めた、07年制作の香港映画。

 中国への返還を間近に控え、混沌とした雰囲気が漂っていた1997年の香港を舞台に、ドニー・イェン扮する優秀だが正義感が強すぎる主人公マー刑事と、コリン・チョウ、レイ・ロイ、シン・ユーが扮するベトナム人マフィア3兄弟との壮絶な死闘を描く。

 マー刑事の元相棒ウィルソンに『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の“龍兄貴”役で国内でも人気が再燃しているルイス・クー、ウィルソンの恋人に『緑の夜』(23年)のファン・ビンビンが扮しており、恋人のためにボロボロになりながら戦い続ける姿が痛々しくもしびれるかっこよさのルイス・クーにも注目だ。

 『SPL/狼よ静かに死ね』(05年)で、古き良き香港アクションのテクニックにプロレス技や関節技などを実験的に取り入れたドニーは、本作で世界に先駆け総合格闘技(MMA)を融合。それを、いかに自然に見えるかにこだわりながら迫力あるアクションを設計した。

 路上でダイナミックなジャーマン・スープレックスを見せる場面やコリンとの強烈なラストバトル、谷垣健治の出演シーンなど見どころも。また本作は、その年の香港アカデミー賞(香港電影金像奨)、台湾アカデミー賞(金馬奨)、さらにワールド・スタント・アワードにて最優秀アクション賞を受賞し、アジアだけでなく世界中のアクション映画ファンに支持されたことを証明した伝説的な傑作である。

 監督を務めているのは、『SPL/狼よ静かに死ね』、『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(06年)に続き、本作がドニーとの3度目のタッグとなったウィルソン・イップ。本作を経て同コンビが放ったのが、名作『イップ・マン 序章』(08年※シリーズの1作目)である。

 公開当時、香港アクション映画の新時代を築いた決定版と言われ、劇場へ再上映のリクエストも多数寄せられていた作品を映画館のスクリーンで観られる貴重な機会。最終上映にあわせてメインビジュアルも、新たに作成された。

    ランキングエンタメ

    ニュース設定