石破首相の在職、芦田均氏上回る=221日、短命5内閣超え

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2025年05月09日 07:31  時事通信社

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ヨルダンのフセイン皇太子(左手前)を出迎える石破茂首相(右手前)=8日、首相官邸
 石破茂首相の在職日数が9日で221日となり、芦田均元首相(220日)を超えて戦後短命5内閣を上回った。次の目安となる短い順で10位の麻生太郎元首相(358日)を抜くのは9月だが、後半国会や夏の参院選を乗り越える必要がある。

 芦田氏は1948年3月に就任。戦後復興融資を巡る大規模贈収賄「昭和電工疑獄」が直撃し、同年10月に内閣総辞職した。性質は異なるが、石破首相も自民党派閥の裏金事件や自身の10万円の商品券配布などで批判にさらされており、「政治とカネ」の問題がのしかかっている。

 今年5月15日には6位の幣原喜重郎元首相(226日)を超える。7位の細川護煕元首相(263日)を超すのは6月21日。翌22日は通常国会の会期末に当たり、内閣不信任決議案を巡る与野党の攻防激化も予想される。同22日は、参院選の前哨戦となる東京都議選が投開票される。

 トランプ米政権が設定した相互関税上乗せ分の一時停止の猶予期限は7月9日。日米交渉の先行きが石破首相の政権運営を左右するのは必至だ。同20日の投開票が見込まれる参院選は、与党が苦戦するとの見方もある。 

芦田均 元首相
芦田均 元首相

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