矢崎広×妃海風×⿊川桃花の美しいハーモニーが響く! ミュージカル『Play a Life』10周年記念公演稽古場レポ

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2025年05月09日 19:10  クランクイン!

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ミュージカル『Play a Life』10周年記念公演 稽古場の様子
 ⽮崎広、妃海⾵、⿊川桃花が出演するミュージカル『Play a Life』10周年記念公演より、稽古場レポートが到着した。

【写真】記念公演に向けて稽古に励む⽮崎広、妃海⾵、⿊川桃花

 ミュージカル『この世界の⽚隅に』や『四⽉は君の嘘』の演出家としても知られる上⽥⼀豪の主宰する劇団TipTapの代表作ミュージカル『Play a Life』上演10周年の記念公演が、5⽉16⽇から上演される。

 2015年に50席ほどの⼩さな劇場で初演され、再演や地⽅公演を重ね、2017年にはテレビドラマ化、2023年にはフジテレビ初の本格ミュージカルドラマとして放送された本作。今回の公演では10年間を詰め込んで「初演キャスト特別公演」「10周年記念特別コンサート」「10周年記念キャスト公演」を届ける。

 5⽉7⽇には「10周年記念キャスト公演」の稽古場取材会が開催され、作・演出の上⽥、作曲・⾳楽監督の⼩澤時史、出演する⽮崎広、妃海⾵、⿊川桃花が、公演に向けての意気込みを語った。

 開幕に向け、稽古真っ最中のこの⽇、夫役の⽮崎は「稽古もだいぶ進めてきましたが、これからまだまだ⾃分も全体としても伸び代が残っていると思うので、本番に向けて進化していくのが楽しみです。そして、お客さまが劇場に⼊ったとき、どんな相乗効果が得られるのか、どんな空間になるのか楽しみにしながら、⼀つずつ丁寧に稽古しております」と現在の⼼境を語る。

 意外なことに、ミュージカル作品で上⽥の演出を受けるのは初めてだという⽮崎。「昨年、コンサートではご⼀緒できたのですが、今回、この作品のお話をいただいて、ガッツリご⼀緒できるという喜びがありました。10周年という劇団にとっても⼤切な公演にお声がけをいただき、とても光栄でしたし、頑張りたいと思います」と改めて意気込んだ。

 妻役の妃海は、劇団TipTapでは『Bye Bye My Last Cut』に続いての出演となる。改めて本作の魅⼒を「演じていて、とても温かい気持ちになります。物語としては、寂しい内容ではありますが、演じているとじわっと体温が上がって、温かくなるのを感じます。楽曲も相まってあっという間の80分で、お稽古をしていても浄化されて温かいものに包まれていく感覚があります」と説明し、「⼈⽣に⼀度は出会って欲しい作品です」とアピールした。

 また、実習⽣役の⿊川は「10年間で紡がれてきたものを感じながらお稽古をさせていただいています。⼩道具や⾳楽からも10年間の愛を感じて、⼼が温かくなります」と稽古を振り返った。⽮崎、妃海との共演について聞かれると、「毎⽇、お2⼈をガン⾒して、さまざまなものをいただきながら頑張っております。お2⼈の⽬が素敵なんです。私も2⼈のように素敵なお芝居ができるよう精進していこうと思います」と⼒を込めた。

 ⾳楽を担当する⼩澤は「10周年とは⾔いますが、(⽮崎と妃海、⿊川には)初演だと思って⾃分たち⾊に染めて欲しいなと思っています」と今回の公演に期待を寄せ、「この作品を観るたびに新しいメッセージをもらえて、とても豊かな気持ちになれます。とても素敵な作品だと思っておりますので、それを伝えられるように頑張ります」と思いを話した。

 そして、演出の上⽥は「キャストが変わると作品もガラッと変わる作品です。新しいキャストによって新しい空気を感じていただきながらも、10年で培ってきた我々のこだわりが詰まった公演になりますので、1度観た⽅にも、初めて観るという⽅にも観て楽しんでいただきたいと思います」とコメント。「⾃分でいうのも変ですが、毎回、この作品を観ると感動します。⼼が疲れているときに観てもらって、⾳楽を聴くと元気になれると思うので、ふらっと気軽に作品に触れていただけたらと思います。温かい気持ちになって帰ってください」と呼びかけた。

 なお、この⽇の稽古場取材では、オープニングナンバーである「今を⽣きる」と「the Movie Study」を披露。作曲・⾳楽監督の⼩澤がピアノを伸びやかに奏でる中、「今を⽣きる」では⽮崎と妃海、⿊川の美しい歌声のハーモニーが響く。物語への期待を存分に感じさせる1曲となった。続く、「the Movie Study」はリズミカルでグルーブを感じるナンバー。⽮崎が楽しげに歌い上げ、稽古場を圧倒した。

 ミュージカル『Play a Life』10周年記念公演は、銀座 博品館劇場にて5⽉16⽇〜23⽇上演。
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