渋谷駅一帯の大規模再開発、最終章へ 駅起点に東西南北つなぐ歩行者通路や渋谷スクランブルスクエア第II期完成

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2025年05月10日 10:49  モデルプレス

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スクランブル交差点からの視点イメージパース/提供画像
【女子旅プレス=2025/05/10】渋谷駅一帯における大規模再開発「渋谷駅街区計画」が最終章に進む。2025年5月、渋谷スクランブルスクエア第II期(中央棟・西棟)工事の着工がはじまり、2030年度には渋谷の東西南北を地上およびデッキ階で結ぶ多層な歩行者ネットワークが完成する。

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◆渋谷の「100年に一度」の再開発が最終段階へ

「渋谷駅街区計画」は、渋谷スクランブルスクエア開発、渋谷駅改良、ハチ公広場や東口広場といった広場整備などを同時並行で進める100年に一度の大規模再開発。「まちびらき最終章」となる2030年度〜2034年度にかけて、渋谷駅を起点とする一体的な整備を段階的に進めていく。

◆主な開発計画

最終章のはじまりとなる2030年度には、渋谷駅を中心とした東西南北につながる、2〜4階レベルでの高さとなるデッキ階の歩行者ネットワークが誕生。銀座線渋谷駅ホーム直上に空中回廊として通行可能な「4階東口スカイウェイ(仮称)」が整備され、完成時には展望施設「SHIBUYA SKY」とともに渋谷を代表する展望スポットとなる。

渋谷スクランブルスクエア西棟の前面には約3,000平米の歩行者デッキを整備。JR渋谷駅および銀座線渋谷駅の3階改札と渋谷中央街方面、桜丘方面をつなぎ、渋谷スクランブルスクエア西棟にも接続する。

また、地上レベルでは、JRハチ公改札前に最大幅員22m、同じくJR南改札前に最大幅員23mの東西を結ぶ自由通路を整備することで、宮益坂方面や道玄坂方面へのアクセス性を向上させる。

2031年度には渋谷スクランブルスクエア第II期(中央棟・西棟)が完成を迎える。商業フロアは、完成済の東棟と併せて1フロアあたりの売場面積が最大約6,000平米となる首都圏最大級の商業施設となる。

また、中央棟の10階屋上に各国大使館などと連携したグローバルな文化交流体験を提供する施設「10階パビリオン(仮称)」を整備し、渋谷スクランブル交差点や大型ビジョン群に代表される渋谷駅西側の世界でも有名な景色と新宿方面の街並みの両方を見渡す、唯一無二の体験ができる空間を提供する。

中央棟・西棟完成後、2033年度には中央棟4階に最先端技術を活用したコンテンツを体感できる施設「4階パビリオン(仮称)」および、中央棟4階とハチ公広場をつなぐ歩行者ネットワーク向上のための縦軸移動空間「アーバン・コア」が完成。

このほか、2034年度までには、「ハチ公広場」「東口地上広場」「中央棟4階広場(JR線路上空)(仮称)」「西口3階上空施設(仮称)」「中央棟10階広場(仮称)」の計約20,000平米の5つの広場空間も誕生。にぎやかな渋谷エリアの憩いの場となると同時に、非常時の一時避難場所としても機能する。(女子旅プレス/modelpress編集部)

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