「はやぶさ2」異常、原因判明=月内にもエンジン運用再開
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2025年05月10日 15:01 時事通信社

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロゴマーク 今年3月に機体異常が検知されていた小惑星探査機「はやぶさ2」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日までに、姿勢制御装置のうち1台が停止していたのが原因と分かったと発表した。調査の結果、再起動可能と判明し、5月中にも航行用のイオンエンジンの運転を再開するという。
JAXAによると、はやぶさ2は3月21日の運用の際、自動的に機体の異常を検知し、安全を確保する「セーフホールドモード」に入った。通信は維持されており、機体の状況を調べたところ、4台ある姿勢制御装置のうち1台が止まっていたことが分かった。再起動可能といい、姿勢を立て直した上で、航行を続ける。
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