【橋田賞】伊藤沙莉、『虎に翼』キャストに感謝の思い「出会えたことが宝物」

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2025年05月10日 18:32  ORICON NEWS

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感謝の思いを伝えた伊藤沙莉 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の伊藤沙莉が『第33回橋田賞』橋田賞を受賞し10日、都内で行われた授賞式に登壇した。

【全身ショット】シックな装いで登場した伊藤沙莉

 伊藤の受賞理由は「連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)で、日本史上初めて法曹界に飛び込んだ女性の姿を力強く演じ、視聴者の心を深く揺さぶった。主人公の強さと脆さ、情熱と葛藤を繊細に表現し、作品のテーマ性を際立たせた」という内容に。連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)も橋田賞に輝き、受賞理由は「日本初の女性弁護士誕生の実話を基に、女性の権利や社会進出を巡る課題など現代にも通じる社会問題を巧みに織り込み、法のもとで生きる人々の成長を深い人間ドラマとして紡ぎ出し、視聴者の強い共感を呼んだ」という内容だった。

 シックなコーディネートで伊藤は壇上へ。「このような記念すべきタイミングでこのようなありがたい賞をいただき、本当にありがとうございます。とても光栄に思っております」と感謝した。続けて「『虎に翼』はやらせていただいてる時から、終わってから今でも、この先もずっと自分の中で人生においてのとんでもない財産だと思っております。『虎に翼』をやれたこと、『虎に翼』に関わった皆様と出会えたこと、その全てが本当に宝物です」としみじみと口にした。

 毎日、さまざまな議論をしていたという。「いろんなことをみんなで話し合って、共有して作品を作っていくっていうのは本当に楽しくて充実していて。自分の中で、お芝居そのものがとっても好きなんだなと再確認したり、楽しいなって思う日もあれば、本当に難しいなって思う日もあって。そういういろんな日々を色濃く過ごせたことが本当に楽しかったし、充実しておりました。そんな自分のかけがえのない宝物の作品で、このような賞に選んでいただけて、本当にうれしく思っております」と万感の思い語っていた。

 1993年に創設された『橋田賞』は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。各テレビ局、モニター、橋田文化財団選考委員の推薦作品及び人を対象に検討を加え、候補を選出する。本年は前理事長の橋田壽賀子さんが存命であれば、5月10日に満100歳を迎える巡り合わせの年であることを記念して、橋田壽賀子生誕100年記念特別賞2件も選出された。受賞作品・受賞者は以下の通り。

■橋田賞
・連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)
・『カンブリア宮殿』(テレビ東京)
・宮藤官九郎
・阿部サダヲ
・伊藤沙莉
・池上彰

■橋田賞新人賞
・河合優実
・奈緒
・松本若菜

■野村昭子賞
・草村礼子

■橋田壽賀子生誕100年記念特別賞
・連続テレビ小説(NHK)
・石井ふく子

■橋田賞新人脚本賞
一時間ドラマ部門
佳作
・「シニアの居場所」松山富江
・「遠くから来た客」今泉紗弥

短編部門
入選作
・「おまけ」日比谷祐希
・「よいおとしを」青山ユキ
・「素直になれなくて」不動里美

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