フリーアナウンサー古舘伊知郎(70)が10日放送のMBSテレビ「痛快!明石家電視台」(土曜午後3時=関西ローカル)に出演。過去に吉本興業に誘われたものの、明石家さんま(69)の一言で断ったことを明かした。
テレビ朝日のアナウンサー時代に、プロレス実況で人気を博した古舘。「その時に、当時の吉本興業の東京事務所所長だった木村(政雄)さん。あの方に呼び止められて、テレビ朝日の本館の喫茶部に『古舘くん、ちょっと。ちょっとだけ時間ある?』って」と声をかけられたという。
「どなただか分からなくて。『どなたでしょう?』って、偉い人だって分かって、座ったんですよ。(木村氏が)コーヒーを飲みながら『うちにいらっしゃい』って言うんですよ。俺、はじめ自宅に呼ばれたのかと思った。スポーツ実況アナなので、芸能界は知らない。吉本興業は知ってるけど、『うちにいらっしゃい』と言われると、家だと思う」と振り返って笑わせた。
吉本興業の東京進出足掛かりを作り、成功させた1人が木村政雄氏で、かつて「Mr.吉本」との異名もとった。
木村氏からの誘いを、テレビ朝日の社内で相談するわけにもいかずに悩んでいたところ、「そしたら何日かして、テレビ朝日の廊下をさんまちゃんが歩いてきて。前に番組をお手伝いして、顔見知りになっていたから調子に乗って。自動販売機の前で『ちょっとさんまさん、すみません』って」とさんまに声をかけたという。
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古舘が、吉本入りを誘われていることを打ち明けて相談すると、さんまは一言「ウチ来たら、ギャラが10:0になりまっせ」。古舘は「ギャラが1銭も入らないって言われて。ガーンって、すぐ断った」と、さんまのこの言葉がきっかけで吉本入りを止めたことを明かしていた。
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