マイナス40度の極寒で撮影 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』息をのむメイキング映像到着

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2025年05月11日 11:10  クランクイン!

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映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』メイキングカット (C)2025 PARAMOUNT PICTURES.
 トム・クルーズ主演映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』より、マイナス40度という極寒での撮影裏を捉えたメイキング映像が到着した。

【動画】マイナス40度の極寒で撮影 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』メイキング映像

 先日、トム・クルーズをはじめとする豪華キャスト・スタッフ陣が、ワールドツアーの第1ヵ国目として来日し、プロモーションを実施。そのなかで、5月17日から22日までの先行上映がサプライズ発表された。シリーズ最大の盛り上がりを見せた来日記者会見では、北極圏のロケでホッキョクグマと遭遇したエピソードなどが明かされ、大きな注目を集めた。そしてこのたび、そんな北極圏に位置する“世界最北の街”スヴァールバル諸島での撮影裏を捉えた、極寒メイキング映像が到着した。

 シリーズ4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)ではドバイにある世界一高い高層建築物ブルジュ・ハリファ、6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)ではノルウェーの断崖絶壁プレーケストーレン、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023)では“空虚の地”と呼ばれるアブダビの砂丘など、壮大なロケーションで撮影を重ねてきた本シリーズ。最新作では、人が居住する地としては“世界最北の街”であるノルウェー領スヴァールバル諸島が、新たなロケ地の一つとして選ばれた。

 トムが「スヴァールバル諸島は、息をのむほど美しい。この素晴らしい場所で撮影できるなんて本当に特別な体験だ」と語るメイキング映像では、一面に広がる氷原、雪に覆われた山岳地帯、そして砕氷船でしか進めない荒々しい北極海など、思わず見入ってしまうほど壮麗な景色が映し出されている。

 撮影はなんと気温マイナス40度という極寒の中で行われ、監督のクリストファー・マッカリーの口ひげが凍りつくほどの過酷な環境だったという。ベンジー役のサイモン・ペッグは「マイナス40度の寒さは演技ではごまかせない。手袋を外せば数秒で指が凍る」と、極限状態での演技の難しさを語っている。

 機材に雪が積もるなど、技術面でもシリーズ屈指の過酷な現場となったが、グレース役のヘイリー・アトウェルは「この環境こそが、サスペンスとドラマに深みをもたらす」と語り、実際に寒さを体感したからこそ生まれる真実味に言及している。トムも「臨場感ある映像を届けたかった。仕上がりには本当に満足している」と述べ、CGでは再現できない“リアル”へのこだわりを明かした。撮影においても、常に“不可能”への挑戦を貫いている姿勢が垣間見える。

 映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、5月23日より全国公開。
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