マンチェスター・シティと引き分けたサウサンプトン [写真]=Getty Images 日本代表DF菅原由勢が所属するサウサンプトンが、プレミアリーグ史上最低勝ち点で終える可能性を免れた。10日、イギリスメディア『BBC』やイギリスメディア『アスレティック』などが伝えている。
プレミアリーグ第36節が10日に行われ、サウサンプトンはホームでマンチェスター・シティと対戦。支配率は28.2パーセントで、シュート数も2本にとどまった一方、26本のシュートを許すなど、攻め込まれる展開となったものの、最後まで得点を許さず、0−0のドローに終わった。なお、ベンチスタートとなった菅原に出場機会はなかった。
昨季昇格プレーオフを制して1年でのプレミアリーグ復帰を果たしていたサウサンプトンは、すでに31試合終了時点で降格が決定。なお、7試合が残っている中で降格が決まったのはプレミアリーグ史上初のことになっていた。
そんなサウサンプトンは31試合終了時点で勝ち点「10」にとどまっていたことから、2007−08シーズンにダービー・カウンティが記録したプレミアリーグ史上最低勝ち点「11」を更新する可能性が浮上していた。
リーグ戦12試合連続未勝利となっているなか、第33節のウェストハム戦を1−1で引き分けていたことに加え、今節のマンチェスター・シティ戦もスコアレスドローに終わったことにより、勝ち点「12」となり、史上最低勝ち点でシーズンを終える可能性を免れることに成功した。
サウサンプトンに所属するイングランド代表GKアーロン・ラムズデールは試合後、「ロッカールームの外では今日僕たちが何かをできるとは誰も思っていなかった。それも当然だ。残りのシーズンは勝ち点ゼロになるだろうと思っていた人もいただろうけど、それは僕たち次第だった」と振り返りながら、次のように続けた。
「誰もが知っているように僕たちにとって厳しいシーズンだった。太陽は輝いていて、マンチェスター・シティはあらゆる攻撃を仕掛けてきた。この試合はファンのために戦ったんだ」
「今シーズンの展開には全く満足していないけど、あの記録を回避できたことは間違いなく嬉しいことだ。勝ち点数がまだそれほど良くないことは間違いないけど、1点を追加できたことは大きいことだ」
【ハイライト動画】サウサンプトンvsマンチェスター・シティ