<陸上:木南記念>◇11日◇大阪・ヤンマースタジアム長居◇男子100メートル決勝
21年東京オリンピック(五輪)代表の小池祐貴(29=住友電工)が10秒09(追い風1・1メートル)で優勝した。2位の鈴木涼太(スズキ)に0秒03差で先着。「タイム、内容と満足できる。出て良かったなあと思う」と手応えを示した。
19年に日本歴代3位タイの9秒98をマークしたスプリンター。20年以降の公認記録のベストタイムは10秒11だったが、6年ぶりに10秒10を切った。23年から米国を拠点とし、ジョン・スミス氏に師事する29歳は「安心しすぎてはいけないけれど、これくらいで走れるんだなと実感した」と笑みを浮かべた。
9月の世界選手権東京大会の参加標準記録は10秒00。同タイムを突破した上で7月上旬の日本選手権で3位以内に入れば内定となる。「追い風(約)1メートルで(10秒)09。あと0秒10縮めないといけない。このままではダメ」。参加標準突破へ「条件に助けられないと標準を切れないのが本音。(他の選手も)頼りながらやっていきたい」と思いを込めた。
3位以降はデーデー・ブルーノ(セイコー)が10秒14、本郷汰樹(ALashi)が10秒24、林拓優(HDY ONE)が10秒32で続いた。
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