握手する石破茂首相(左)とチリのボリッチ大統領=11日午後、首相公邸(代表撮影) 石破茂首相は11日、チリのボリッチ大統領と首相公邸で会談した。両首脳はトランプ米政権の高関税政策が世界経済に与える影響について意見交換。「世界が歴史的な転換点に直面する中、自由貿易が重要だ」との認識で一致した。
首相は会談で、チリが日本にとって銅やリチウムの最大供給国であることを踏まえ、鉱業分野で2国間協力を深めていきたいと伝達。大統領は災害多発国という両国の共通点に言及し、日本が進める防災分野の人材育成に謝意を示した。
大統領は12日に大阪・関西万博の会場を訪れ、チリの「ナショナルデー」の行事に出席する。

チリのボリッチ大統領(右列手前から5人目)と会談する石破茂首相(左列手前)=11日午後、首相公邸(代表撮影)