【陸上】久保凛、国内連勝ストップで涙 日本人トップも「声援に応えたかった…情けなかった」

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2025年05月11日 19:49  日刊スポーツ

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レースを終え悔しがる久保凛(撮影・前田充)

<陸上:木南道孝記念>◇11日◇大阪・ヤンマースタジアム長居◇女子800メートル3組(タイムレース)



日本記録保持者の久保凛(17=東大阪大敬愛高3年)が涙に暮れた。


2分2秒29で2位となり、優勝したキルソップ・コール・テス(オーストラリア)に0秒63及ばず。世界陸連公認の国内大会800メートルにおいて、昨年3月から続いていた連勝も「13」で止まった。日本人トップは譲らなかったが「地元の声援に応えたい気持ちだった。情けなかった」と涙声を振り絞った。


序盤からペースメーカーの後ろにつけ、前半400メートルを59秒で通過した。逃げ切りを狙ったが、後半で伸びず。残り250メートルほどで抜き去られた。


3日の静岡国際では自己2番目の2分0秒28をマークしていただけに「その時とは全然違ってすごく重く感じた。2周目は全然余裕がなかった」と反省。あと0秒93と迫る9月の世界選手権東京大会の参加標準記録(1分59秒00)に届かず「調子が上がっていると思っても、全然うまくいかない。難しい」と目を真っ赤にした。


同種目日本勢で頭1つ抜けている今、17歳にして「勝って当然」と思われる重圧とも闘っている。「絶対に勝たないといけない、という気持ちが少しあったかな」。そう吐露しながらも、同時に「今回はうまくいかなかったけれど、しっかりと切り替えて調子を上げられるように」と前も向く。


世界選手権の開催国枠エントリー設定記録はすでに突破しているが、自力での出場権獲得には参加標準突破が必須となる。次戦は27日開幕のアジア選手権(韓国)。シニアでは初の国際大会へ「初めて年齢関係なしの舞台になる。楽しんで(日本)チームに貢献したい」と視線を向けた。


涙の数だけ強くなる。この悔しさを成長の糧とする。【藤塚大輔】

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  • 100m15秒ペースを維持して800m走るとかゲロ吐くどころじゃないぞ。これを糧にまた明日から頑張れ。泣けるって事はそれだけ努力してきたって事だ。
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