ナポリ指揮官コンテが2季ぶりのスクデット獲得へ意気込み「すべてはメンタル次第」…残り3試合に覚悟を示す

　ナポリを率いるアントニオ・コンテ監督が2シーズンぶりのスクデット獲得に向けて意気込みを示した。10日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が同指揮官のコメントを伝えている。

　ナポリはここまで35試合を消化したリーグ戦で勝ち点「77」を獲得し、首位を走っている。第33節と第34節でインテルが敗れたことにより、1位と2位の立場が逆転。現在はナポリがインテルに3ポイント差の離している。

　残り3試合となり、スクデット獲得が現実味を帯びてきたナポリ。ジェノア戦の前日会見に出席したコンテ監督は、「我々は仕事を続け、完遂しなければならない」とコメント。「まだシーズンは終わっていないし、これまでと同じように集中力を維持する必要がある」と語り、さらなる緊張感を持って臨む姿勢を見せた。

　またナポリの街もスクデット獲得に近づいていることから高揚感に溢れているようだ。指揮官は「ファンは我々と同じ夢を見ている。それに街を歩いていると『ありがとう』と言ってくれるんだ。つまりそれは、私たちの仕事が評価されていることであり、何よりも喜びとなる」と話し、ナポリでの生活に充実を覚えている。　

　今節は2位インテルの試合結果を踏まえての対戦となるが、「何が起ころうとも集中し、試合に取り組まなければならない」と語りつつ、現在3連敗中で14位ジェノアについては、「どのチームに対しても苦しい状況を作り出してきた」と警戒心を述べた。

　そしてコンテ監督は2シーズンぶりのセリエA制覇に向けて、「答えはいつも同じで、1試合ずつ頑張るだけだ。すべてはメンタル次第であり、ファンが求めているのは気持ちだ。我々は技術を鍛えているが、それを動かせるかどうかはメンタルに掛かっているからね」と語り、一戦必勝の構えを示した。