アーセナルがベルギー代表FWトロサールに新契約をオファーか…今夏売却の報道も方針転換の可能性

　アーセナルはベルギー代表FWレアンドロ・トロサールとの契約延長に向けて交渉を開始させたようだ。10日、イギリス『デイリーメール』など複数メディアが報じている。

　現在30歳のトロサールは、2023年1月にブライトンからアーセナルに加入した。ここまで公式戦通算121試合に出場し、28ゴール21アシストを記録。今シーズンは負傷者が続出するなか、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）とリーグ戦では全試合に出場し、チームに貢献している。

　そんなトロサールは昨夏、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドからオファーがあったものの、アーセナルに残留。今冬の移籍市場でも退団の噂が浮上していた。また、現行契約が2026年6月までとなっていることから、今夏中に売却される可能性も取り沙汰されている。

　しかし報道によると、アーセナルはトロサールの去就について方針を転換したようで、新契約をオファーするという。『デイリーメール』は「クラブはトロサールと2029年までの契約を結ぶために交渉を開始した」と報道。「フィットネスレベルの高さが長期契約を提案された一因」と伝えた。

　一方で同メディアは、「トロサールが新契約にサインし、来シーズンもプレミアリーグに留まるかはわからない」との見解を示しており、サウジ・プロフェッショナルリーグのクラブが今夏も同選手の獲得に乗り出すことを予想している。