うおぉ、俺はフロム・ソフトウェアを初代プレステ時代から信奉し続ける者！ 今は40代になっちゃってゲームしようにも集中力は激減し反応速度も低下したし、数年前から既にフロムゲーに挑んでもクリアにまで至らないか、クリアしたとて後のDLCで挫折するといった状況が続いている。
そのフロムゲーの歴史を見ると、人気が出ればシリーズ化するものもあるが、意外と単発で終わったりすることもしばしば。たとえば『エターナルリング』とかね。『シャドウタワー』ですら続編出たのに、単品だけで終わっちゃったタイトルというのも、少ないながら存在はしている。
ただ、最近は『ソウル』シリーズのような操作感で似た系統の作品を多く出している。2015年に発売された『ブラッドボーン』もそうだろう。
これも歴代フロム作品を遊んだ人からは、『ソウル』系の一派として認識されている節がある。ちゃんとカウントすると別派閥な気もするし、正直僕もそう思っている。アレは多分、ガワは結構違うけれど『ソウル』系のタイトルなのかな、と。（文：松本ミゾレ）
他の作品とは一風変わったバトルシステムだが、基本的には『ソウル』の派生
|
|
|
|
『ブラッドボーン』はその他の『ソウル』系シリーズと比較しても、個人的には難しかったと感じる。戦闘スピードがやや速いのだ。これはガード機能がないのが大きくて、ガードが出来ない分、他のシリーズで言う軽装状態ぐらい素早く動けて快適。でも攻撃を食らうとそのまま流れで倒されがちってのが、ガード多用重装どっすん系プレイに慣れていた僕には超しんどかった！
なので正直、ほんと毎回のボスをギリギリで攻略してたんだけれども、再誕者とのバトルででギブアップしてしまった。理由は簡単。この辺りで僕のSAN値は限界に達したのだ（クリアした友達によると、再誕者が一番ラクだったとのこと）。
このように、僕は『ブラッドボーン』を中途で投げ出してしまったヘタレである。…ちょっと僕には、あの世界観はグロ過ぎたのかな。『ダークソウル』の墓王ニトでビジュアル的に限界みたいなとこ、あったから。
逆に、あの世界観とビジュアルだからこそ本作にどっぷり……という人も大勢いたはずで。
この辺は本当に、相性なんだよね。
正直ガード不可で敵の攻撃は全部回避しないとすぐ溶けるみたいなシステム自体には、そんなに抵抗なかったから、見た目だけ普通の『ソウル』ライクにしてもらえたら良かったけど、そんなの『ブラッドボーン』じゃないしなぁ。
|
|
|
|
Nintendo Switch 2で出る新作がそれっぽい？
しかし僕のようなヘタレはさておいて、本作に深く魅了されたファンは未だに『ブラッドボーン』の続編を楽しみにしている。先日も5ちゃんねるに「悲報 ブラッドボーン 発売から10年経過するも続編が発売されない」というスレッドが立っていた。
ここに書き込まれている、熱烈なファンの思いをちょっと引用させていただこう。
「続編とか諦めてるけどリマスターくらい出せよ」
「リメイクしてPCにだせ」
「PS独占だろ？出せる訳無いだろ（筆者注：本作はフロムが過去に開発したいくつかのタイトルと同じく、SONYから発売されたために続編が出しにくいとも囁かれている…）」
リメイクを望んでいる人の書き込みはあるにはあるものの、いかんせん10年経過した中で主だった続編制作の動きもなく、その間にフロムも様々なゲームを開発し、『アーマード・コア』まで復活したこともあって期待は徐々に薄まりつつあるようだ。
ただ、もしかしたらこれが精神的続編では？ と一縷の希望を抱ける作品が2026年にリリースされることがアナウンスされている。『The Duskbloods（以下、ダスクブラッドと呼称）』というタイトルで、販売元はなんと任天堂。SONYではなく任天堂なのだ。
|
|
|
|
ハードは Nintendo Switch 2で、最大8人によるプレイヤー同士の戦いと、プレイヤーと敵との戦いが複合したPvPvEになるとのこと。この辺が任天堂のゲームっぽいね。
トレーラー映像を観る限りでは『ソウル』系の伝統のような造形のキャラや世界観が目立つが、一部にちょっとSAN値を削るようなデザインの敵も見え隠れする。良い方向で捉えれば、これまでの集大成みたいな作品になっているのかもしれない。
これを以って『ダスクブラッド』が『ブラッドボーン』の後継ですよ、と言うのは早計だけど、まあ、タイトルから似たようなニュアンスは感じられるというか。そんな気がします。詳報が楽しみだ！
コラム
