
【動画】アイドルの「恋」は罪なのか? 緊迫感あふれる裁判シーンを含む映画『恋愛裁判』特報
本作は、「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事を目にした深田監督が、その内容から着想を得て作り上げた物語。構想から10年を経て結実した渾身作だ。日本のアイドル界でまことしやかにささやかれる「恋愛禁止ルール」。契約書に記載されたこのルールに反する行動をしたとして、所属事務所から契約違反と訴えられ、裁判へと発展した一人の女性アイドルの姿を描く。
人間が自然に持つ“恋”という感情を、契約で縛ることは果たして許されることなのか? アイドルが恋をすることは「罪」なのか? 誰もが当たり前に受け流していた日本独自の「恋愛禁止ルール」に、深田監督が鋭く斬りこむ。
恋に落ちる人気アイドル・山岡真衣を演じるのは、元・日向坂46でセンターを務めた経験を持つ齊藤京子。昨年のグループ卒業以降、ドラマやバラエティ番組に引っ張りだこの彼女が、映画初主演でアイドル役を務める。
人気グループへの階段を駆け上がっているアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」。人気ナンバー1でセンターを務める山岡真衣(齊藤京子)は偶然、中学時代の同級生・間山敬に再会し意気投合、恋に落ちる。アイドルとしての立場と恋愛との間で葛藤していた真衣だが、ある事件をきっかけに衝動的に敬のもとに駆け寄るという行動に出る―。それから8ヵ月後、真衣は所属事務所から「恋愛禁止条項」の契約違反として裁判所に召喚されることに。「アイドルの恋愛は罪なのか!?」。審判が下る。
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このたび、本作のキャスト陣が解禁。人気アイドルグループでセンターを務める山岡真衣(齊藤)と禁断の恋におちる、中学時代の同級生・間山敬役に、第76回エミー賞(R)で史上最多18部門を制覇したドラマ『SHOGUN 将軍』など、話題作への出演が相次ぐ人気急上昇中の倉悠貴。
真衣の所属事務所チーフマネージャー・矢吹早耶役に、Netflix「極悪女王」に出演するなど、実力派俳優として幅広い作品で活躍を続けている唐田えりか。
そして、「恋愛禁止ルール」の契約条項に反した山岡真衣に対し訴えを起こす所属事務所の社長・吉田光一役には、津田健次郎が決定した。
倉は「この作品のオーディションを受ける際、まるで運命のようなものを感じました。先日、完成した作品を拝見し、自信を持って素晴らしい映画だと確信しています。現代社会において、この作品を届けることができる意義を深く感じ、全力で取り組ませていただきました。真衣と敬の恋愛がどのように展開していくのか、その行く末をぜひ見届けてください」とコメント。
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津田は「世界を舞台に活躍されている深田監督の作品に出演させて頂ける事をとても嬉しく思います。しかも今回はアイドルを題材にした映画です。勿論脚本は読んでいますし、撮影も終わっているのですが、あの深田監督がどんな風にアイドルを描いたのか興味が尽きません。アイドルを描く先に広がる深田ワールド、劇場で観られるのが本当に楽しみです。皆様も楽しみに待っていて下さい」としている。
さらに、恋愛裁判が繰り広げられるスリリングな特報映像とカンヌ国際映画祭に向けて制作された海外版ビジュアルも解禁。
初解禁となる本編映像では、「恋愛禁止ルール」の契約条項に反したとして所属事務所が起こした緊迫感あふれる裁判シーンの一部を公開。恋愛したことに対して、責め立てられ、うつむきがちな真衣。しかし、交際を辞めなかった理由を問われ、「自分の気持ちに嘘をつくのが嫌だったからです」と、正面を見据えて語る。
果たして、アイドルの恋愛は罪なのか? 本作は現地時間5月22日19時30分、カンヌの地でベールを脱ぐ。
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