【ジャンプ】葛西紀明、五輪シーズン始動へ気合十分「やってやるぞ」前日サザンライブ鑑賞で充電

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2025年05月12日 18:18  日刊スポーツ

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宮古島合宿に向けて新千歳空港を出発する土屋ホームの選手たち。左から小林、葛西、伊藤(撮影・保坂果那)

ノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(52=土屋ホーム)が12日、合宿地の沖縄・宮古島入りした。26年ミラノ・コルティナ五輪シーズン始動に向けて、新千歳空港で取材に対応したレジェンドは「やってやるぞって感じですね。今年も。今年こそ」と気合十分だった。


約3週間の合宿のテーマは筋力アップ。ジャンプの飛び出しの時に強い力を伝えられるように、下半身を強化する。「強かった頃って、もっと足のパワーがあったなって感じたので」。例年は週2回ほどだったウエートトレーニングを3、4回に増やすつもりだという。6月にはスロベニアでの合宿を予定しており、「まず宮古島でしっかり体を作らないと、スロベニアでいいジャンプができない」と、基礎を作り上げる。


6月には53歳の誕生日を迎えるが、闘志は衰えていない。「オリンピック目の前。ここ1、2年は国内で優勝はしているけど、まだそんなに絶好調ってわけじゃないので、絶好調の葛西を見せてやろう」と調子を上げたい。公式戦は7月の国内戦から出場する予定だ。


出発前日の11日には、札幌・大和ハウスプレミストドームでのサザンオールスターズのライブを鑑賞。名曲「希望の轍」の生歌に「めちゃくちゃ盛り上がった。最高だった。希望がわいてくるじゃない。気持ちを盛り上げて宮古島に行こうかなって」と、9度目五輪の夢を乗せて旅立っていた。【保坂果那】

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