写真 宮浦晋哉が代表を務める糸編が、テキスタイルのガレージショップを同社が展開するキュレーションストア「糸編商店」内にオープンする。日程は5月16日、17日、29日、30日、31日の5日間。
糸編は、全国の繊維産地で生まれる開発反やデッドストックのテキスタイルを中心に買い集め、不定期にポップアップを開催するプロジェクトを2020年に始動。産地では職人の試行錯誤によって日々新しいテキスタイルが誕生しているものの、実際に世に出るのはごく一部で、プロトタイプを含めた多くのテキスタイルが倉庫に眠っている状況に宮浦が着目したことを機にスタートした。
2024年6月には、初の実店舗として「糸編商店」を台東区・鳥越に開設。常時は取り引きのあるアパレルメーカーやデザイナーに向けてアポイント制で開放しているが、2024年11月から「ガレージショップ」として不定期の一般開放も行っている。これまで開催したガレージショップでは、日本各地から1日平均130人の来場があったという。
5回目の開催となる今回は、日本各地の産地から過去最大量のテキスタイルが集結。国内外のデザイナーズブランドからオーダーを集める遠州産地の古橋織布や米沢産地の行方工業が手掛けた生地を目玉として展開するほか、シャトル織機で織られた一点物の生地や、仕上げ場で想定よりも強い加工が掛かった再現不可能なユニークな生地、経糸が2万本以上ある超高密度織物など、市場にはない稀少な生地の数々をラインナップする。
なお、今回は混雑緩和のため、開催日を5日間に増やしスタッフ数も倍増するなど、運営体制を強化したという。
■糸編商店 ガレージショップ 5月日程: 2025年5月16日(金)、17日(土)、29日(木)、30日(金)、31日(土)時間:11:00〜17:00場所:糸編商店所在地:東京都台東区鳥越2-2-7 2F ■糸編商店:公式インスタグラム