「誕生70周年記念 ミッフィー展」で販売されているグッズが“死”に真摯に向き合うものだとX(Twitter)で注目されています。この投稿は記事執筆時点で963万回以上表示され、11万件を超えるいいねを獲得。「この絵がグッズに?」と驚いてしまいそうな商品ですが、これこそ作者ディック・ブルーナの思惑を正しく捉えたものなのかもしれません。
●「ミッフィー展」で販売されている、驚きのグッズとは
投稿者はXユーザーのこむぎこ(@komugiko_riho)さん。2025年4月23日から5月12日まで開催されていた「ミッフィー展」東京会場に足を運び、購入したグッズの写真を投稿しました。
それはオレンジ色の台紙中央に、目を閉じているうさぎのピンズが留められているもの。一瞬、眠っているのかと思いそうになりますが、こむぎこさんは「ミッフィー展……ミッフィーのおばあちゃんが亡くなって棺桶に入ってるシーンのグッズあった……」と、これがミッフィーのおばあちゃんが亡くなった場面なのだと説明しました。
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このピンズとなった悲しいシーンがあるのは、ミッフィーの絵本シリーズの中でも人の死と別れを描いた作品「うさこちゃんの だいすきな おばあちゃん」。シンプルな絵と淡々とした文章だからこそ、大切な人の死に直面した悲しみが胸に迫る1冊です。
絵本としては少しショッキングにも思える内容ですが、死に真っすぐ向き合うブルーナの心を大切に思うからこそ、ミッフィー展ではこのシーンをグッズ化することにしたのかもしれません。こむぎこさんによると、「棺桶に入っているおばあちゃん」のイラストを使ったグッズは、ピンズの他に「Tシャツとキーホルダーもあった」とのことです。
●「生と死のリアルも伝えてくる」「みっふぃの絵本で唯一泣いた」 」
この投稿リプライ欄では、「第二次世界大戦を生き抜いた作者ブルーナさんにとって正しい死というものを表現したかったのかなあ……」「可愛い顔して生と死のリアルも伝えてくるのさすが」「ブルーナらしい……」「みっふぃの絵本で唯一泣いたやつ」「泣いちまいますよ、こんなの……」「やだ、悲しい。でも、可愛い」「ウソやろ?!と思ったらホントだった、、、」などと、多くの人が驚いたり、考えを巡らせたりと、さまざまな感想を寄せていました。
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