米消費者物価、2.3%上昇=4年ぶり低水準―4月
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2025年05月13日 22:01 時事通信社

【ワシントン時事】米労働省が13日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.3%上昇した。伸び率は前月(2.4%)から鈍化。3カ月連続で縮小し、2021年2月以来4年2カ月ぶりの低水準となった。市場予想も下回った。
足元でインフレは落ち着きを示しており、トランプ大統領は連邦準備制度理事会(FRB)への利下げ要求を強めそうだ。ただ、トランプ政権の高関税政策が今後、物価を押し上げるとの見方は根強い。
変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年同月比2.8%上昇と、伸び率は前月から変わらなかった。
項目別では、ガソリンが11.8%低下。原油安を背景とするエネルギー価格下落が物価全体の伸びを抑えた。一方、サービス価格(エネルギー関連を除く)は3.6%上昇した。
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