観客と乱闘騒ぎの処分が決定…ウルグアイ代表FWヌニェスの出場停止は軽減されず

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2025年05月14日 15:34  サッカーキング

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出場停止処分が下されたヌニェス [写真]=Getty Images
 ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(リヴァプール)の出場停止処分が確定した。13日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 大きな問題となったのは、2024年8月に開催されたコパ・アメリカ2024の準決勝・コロンビア代表戦の試合後で、ウルグアイ代表の選手や関係者が観客席に侵入し、相手サポーターと乱闘を繰り広げる事態となった。これを受け、南米サッカー連盟(CONMEBOL)はヌニェスら5名に対して出場停止処分を下していた。

 それでも、ウルグアイサッカー協会(AUF)酒に酔った相手サポーターに危害を与えられそうになったウルグアイ代表選手の家族たちを守るための正当防衛だったとして、スポーツ仲介裁判所(CAS)に上訴したことで、2024年10月に一時的に処分は解除となっていた。

 そんななか、CASは「委員会は本件には正当防衛の原則は適用されないと判断した。選手たちの行為は、自発的、暴力的、かつ不当な行為であり、CONMEBOLの懲戒規定に違反するものだ」との判決を下し、出場停止処分の残り期間の執行が命じられている。

 なお、MFロドリゴ・ベンタンクールには4試合、DFマティアス・オリベラ、DFロナルド・アラウホ、DFホセ・マリア・ヒメネスにはそれぞれ3試合の出場停止処分が下されていたが、4選手はいずれも処分を消化している。

 そのため、5試合の出場停止処分となっていたヌニェスだけが、未消化となっている3試合分の出場停止処分を受けることとなり、来月に行われるFIFAワールドカップ26南米予選のパラグアイ代表戦とベネズエラ代表、9月開催のペルー代表戦を欠場することになった。

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