オークスに出走予定のカムニャック(写真右、撮影:井内利彰) 5月25日、東京競馬場の芝2400mで行われるオークス。ここに出走を予定しているカムニャックが今朝15日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
前走フローラSで初騎乗ながら勝利に導いたA.シュタルケ騎手が騎乗して、CWでの3頭併せ。アドマイヤテラ(古馬OP)が先行して、リーティアコナル(3歳未勝利)が追走。その最後方から追いかける流れだったが、少し行きたがるような仕草。ただ、そこはジョッキーがきっちり把握しており、折り合いをつけながら、向正面を流していく。
3コーナー手前でペースが遅くなったが、そこもうまくなだめて4コーナーから最後の直線。前との差が大きく、追いつくかどうかという距離感だったが「後ろで我慢して追いつかなくてもいい指示」(友道康夫調教師)だったので、ゴールでは少し遅れる形だった。
ただ、ゴール前は馬なり。それでいて時計は6F82.4〜5F66.7〜4F51.6〜3F36.3〜2F22.4〜1F11.2秒。ラスト2Fは十分すぎるくらいに速いラップを踏むことができており、レース間隔が詰まる中でもきっちり時計を出した。あとはさほど速い時計が必要ないという調整になってくるだろう。
(取材・文:井内利彰)