ボーボーの雑草に“ダイソー商品”をかけるだけで…… 植物の種類×成分の徹底検証で明かされた「驚きの効果」

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2025年05月16日 09:33  ねとらぼ

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ボーボーの雑草に……

 DAISOで販売されている100円の除草剤の効果を試す動画が、YouTubeチャンネル「カネヤン /お庭のそうじ屋さん」に投稿されました。動画は記事執筆時点で9万再生を超えています。


【画像】結果を見る


●2つの除草剤を試す


 投稿したのは、愛知県と静岡県の一部地域で活動する「雑草駆除専門店 お庭のそうじ屋さん」の代表・カネヤンさん。以前には、落ち葉で腐葉土を作る方法を動画で紹介し話題となりました。


 今回は、「そのまま使えるお酢の除草剤」「そのまま使えるお酢で作った除草剤800ml」の2種類を紹介。どちらも税込み110円で、ラベルが黄色い「そのまま使えるお酢で作った除草剤800ml」の方には酢と水の他に除草剤でよく使われている成分・ペラルゴン酸が配合されています。


 これらの商品を使って効果を検証する前に、カネヤンさんは「大事なこと」について解説。今回取り上げた2つの除草剤はどちらも農薬として登録されていないため、農薬取締法により使える場所が制限されており農作物には使えません。


 農作物の範囲には、農家の田畑で栽培された物だけではなく家庭菜園の野菜や花壇の花、樹木、ゴルフ場の芝生なども含まれます。違反すると3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が課せられるため、ダイソーの除草剤は墓や駐車場、植物を育てていない場所などで使うよう注意を促しています。


●墓の周囲で検証


 除草剤に関する注意事項を伝えたところで検証開始。墓の周囲と玉砂利が敷いてあるエリアで、イネ科のナギナタガヤやキク科のブタナ、アカバナ科のコマツヨイグサなどにかけていきます。


 どちらの商品も匂いが強く、酸性の液体であるため使用する際は必ずゴーグルと手袋、マスクを着用。フタを開ければシャワーのように振りかけられるので、植物に直接散布します。成分の違いも比べるため画面手前側はペラルゴン酸配合の除草剤、奥側は通常の酢の除草剤を使います。


 玉砂利を敷いてあるエリアでは、砂利の隙間から生えているマツバウンランとカタバミにペラルゴン酸配合の除草剤を直接散布。小さい雑草が相手だとかなり効果的なようで、まいた翌日には白っぽくなり、3日が経過した段階でマツバウンランとカタバミは完全に枯れました。


 一方、墓の周囲は3日が経過した段階でもブタナ以外の植物には劇的な変化が見られませんでした。また、ペラルゴン酸の有無に関しても3日がたった時点では、大きな差を感じないそうです。


●原液の場合はどうなる?


 ここでカネヤンさんは次なる策として、ダイソーで販売されている「薄めて使うタイプの除草剤」を原液で墓の周囲に散布。これらもペラルゴン酸が配合されている物と配合されていない物の2種類があるので、その効果を比較しました。


 通常の除草剤ではあまり変化が見られなかったコケやスズメノカタビラなども原液を散布した結果、かなり枯れた状態に。しかし、草丈が15〜20センチぐらいのイネ科の植物にはほとんど効果がありませんでした。また、ペラルゴン酸の有無に関しても大きな差は見られなかったとのこと。


 検証を通じて、草丈が低いものには「そのまま使えるタイプ」の除草剤が有効であり、イネ科の植物に対しても大きさが一定以下であれば「薄めて使うタイプ」の原液を散布することで枯らすことが可能と分かりました。使う際は顔と手をしっかりと保護し、風の少ない日に散布するよう注意を促しています。


 お庭のそうじ屋さんはYouTubeチャンネルで、雑草の対策や管理方法に関する情報を発信中。腰を痛めない草刈りの方法や、防草シートの正しい使い方などを紹介しています。


動画提供:YouTubeチャンネル「カネヤン /お庭のそうじ屋さん」さん



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