陸上男子100メートルで世界選手権2大会連続入賞のサニブラウン・ハキーム(26=東レ)が16日、都内の小学校で陸上教室に参加した。
かねて競技普及に力を入れている日本のエースは「こういう活動がすごく大事。少しでも陸上、スポーツを活性化できれば。こういう小さなきっかけを通じて、将来五輪に出たり、自分の夢を追ってかなえたりする子が出てくればいいなと思う」と願った。
18日に東京・国立競技場でセイコー・ゴールデングランプリ(GGP=日刊スポーツ共催)が開催されることもあり、この日は21年東京五輪男子200メートル金メダルのアンドレ・ドグラス(カナダ)、24年パリ五輪男子400メートルリレー金メダルのジェロム・ブレーク(カナダ)も参加。子どもたちとリレー形式のかけっこなどで交流したサニブラウンは「世界のトップ選手と触れ合える機会はなかなかないと思う。一生の思い出になるかな」とほほ笑んだ。
セイコーGGPでは、100メートルの今季2戦目に臨む。今季初戦となった4月下旬のダイヤモンドリーグ(DL)厦門大会では10秒42。「(状態は)まだあまり上がっていない」と冷静に現状を受け止めている。
ただ、照準はあくまで9月の世界選手権東京大会(国立競技場)。約4カ月後の大舞台を見据え「焦らずゆっくりとやっていければ。ここからがシーズンイン。帳尻を合わせて、しっかりまとめられる走りをしていきたい」と意気込んだ。【藤塚大輔】
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