【新潟大賞典予想】ハンデ戦らしく人気薄にもチャンスあり! 不安要素を抱えている人気馬とは

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2025年05月16日 18:15  netkeiba

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新潟大賞典に出走予定のサブマリーナ(c)netkeiba
 今週の土曜日は、新潟競馬場で新潟大賞典(GIII・芝2000m)が行われます。

 過去10年の新潟大賞典はすべてハンデ戦で行われています。ハンデ戦は斤量に差を設けることで各馬の能力差が縮まります。そのため、ハンデ戦は混戦模様となり波乱傾向が強まります。

 過去10年の新潟大賞典では3番人気以内の馬が2勝2着6回3着3回。一方、4番人気以下の馬は8勝2着4回3着7回と良績を残しています。新潟大賞典はハンデ戦らしく、人気薄の馬の活躍に期待ができる一戦と言えるかもしれません。

 ただ、意外にも前走の着順や人気を見ると、善戦している馬や上位人気の支持を集めている馬が目立ちます。ここ10年の新潟大賞典では前走5着以内の馬が6勝2着6回3着7回となっています。また、前走5番人気以内の馬も7勝2着5回3着2回と結果を残しています。前走で掲示板を確保しているような馬や上位人気に支持されているような馬は、人気の有無にかかわらず注意が必要になってくるかもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
母父ナスルーラ系(ただし、前走上がり1位の馬は除く)
[0-0-0-18]複勝率0%
該当馬:サブマリーナ、ショウナンアデイブ、マイネルメモリー
(過去の該当馬:20年インビジブルレイズ3番人気5着、16年ショウナンバッハ3番人気11着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるサブマリーナが該当しました。

 過去10年の新潟大賞典では母父ナスルーラ系の馬が20頭出走し、2着が1回のみと苦戦しています。結果を残せていないのは、新潟大賞典が行われる新潟外回りの芝2000mに対しての適性が低いことが考えられます。

 ちなみに、ここ10年の新潟大賞典で馬券に絡んだ母父ナスルーラ系は19年のミッキースワロー。この馬は前走で有馬記念に出走。結果は11着となっていますが、強敵相手に上がり最速の脚を記録と力のあるところを示していました。また、母父はジャングルポケット。ジャングルポケット産駒は左回りで強さを見せるタイプが多いですし、その血を受け継いでいたことで結果を残せたと言えるかもしれません。

 該当馬に挙げたサブマリーナの母父はナスルーラ系のBernardiniで前走の上がりは2位となっています。母父にBernardiniが入っている馬の戦績を見てみると、芝では左回りよりも右回りの方が勝ち鞍は多くなっていましたので、これを見ると右回りの方がベターな印象を受けます。

 サブマリーナは今回が初めての左回りとなります。また、本馬は栗東所属の馬ですが、これまでは京都や阪神などトレセンから近い競馬場でのみに出走。今回は輸送時間の長い新潟になりますので、初めての長距離輸送を克服する必要もあります。重賞にも初挑戦となりますので、レベルの高いレースのタフな流れに戸惑う恐れもあります。

 血統背景やサブマリーナ自身のこれまでの経験から人気ほどの信頼はしづらい印象です。また、ここまで末脚を活かす形で結果を残していますので、今回も同じような位置取りが予想されます。ただ、今回はあまり先行勢がいないのでペースは落ち着きそうですし、展開不向きで差し届かずのシーンも頭に入れながら予想を組み立てたいところです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。

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