
18日に東京・国立競技場で行われるセイコーゴールデングランプリ。その開幕に先駆け、男子短距離のサニブラウン アブデルハキーム(26)、東京オリンピック™200m金メダリストのアンドレ・ド グラス(30)、100mに出場するジェロム・ブレイク(29)の3選手が16日、新宿区立四谷第六小学校を訪問し、1年生から6年生まで約306人の生徒と交流した。
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このイベントは、日本陸上競技連盟が2024年度から取り組んでいる「走る・跳ぶ・投げる・歩く」といった陸上の基本動作を軸とし、「陸上でスポーツ界、ニッポンを変えていく」をコンセプトとした新プロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として開催された。
体育館に登場すると大きな拍手と歓声で出迎えられ、3選手はハイタッチで応えた。質疑応答で「失敗したら、やめたくならないですか」と問われたサニブラウンは「失敗することはすごく多いけど、失敗から学べることはたくさんある。失敗したから今の自分がいるし、失敗することで新しい自分を見つけたりもできる。失敗を怖がるのではなくて、次どうしようと考えて頑張ってほしい」と答えた。
スタートで遅れないようにするコツには「自分も最初スタートがすごく苦手で、5年間くらいずっと練習してきた。何か音が聞こえたら出るという意識で臨むのが大事」と自身の経験を踏まえたアドバイスを送った。
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校庭で開かれた陸上教室では、生徒たちに速く走るためのコツを伝授。サニブラウンは、“もも上げ”を紹介し「膝の角度が90度になるくらい足を上げてね」とポイントを伝え、実際に動いて見せると「体が軽そう」「速い!」と、生徒たちからは驚きの声が上がった。実技の最後には4チームに別れて10mシャトルリレーが行われ、3選手はそれぞれのチームに声援を送るなど、生徒たちとの交流を楽しんだ。
セイコーゴールデングランプリでは100mに出場するサニブラウン。目を輝かせる子どもたちを前に「みんなの前でかっこいい姿を見せられたらと思うので応援をお願いします。9月には国立競技場で東京世界陸上があるからみんな応援に来てね!待ってます」と伝えた。