スタッド・ランス、リールとの最終節に敗れて16位陥落…リーグ戦3連敗で降格プレーオフへ

0

2025年05月18日 07:08  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

リールに敗れたスタッド・ランス [写真]=Getty Images
 リーグ・アン第34節(最終節)が17日に行われ、リールとスタッド・ランスが対戦した。

 ここまで33試合を消化したリーグ戦で8勝9分16敗を記録し、勝ち点「33」の14位につけるスタッド・ランス。昨年10月以降から急激に失速した同クラブは、残留争いを抜けられないまま今季最終節を迎えた。自動降格圏の17位サンテティエンヌとは3ポイント差ではあるものの、得失点で大きく上回るため陥落の可能性は非現実的。しかし、降格プレーオフに回ることになる16位ル・アーヴルとは2ポイント差であるため、順位逆転の可能性が残されている。敵地で5位リールと激突する一戦に日本代表MF伊東純也とDF関根大輝は先発出場。MF中村敬斗は出場停止によりメンバー外となった。

 試合は、立ち上がりから主導権を握るリールが37分にスコアを動かす。左サイドで得たコーナーキックは一度跳ね返されるが、こぼれ球を拾って二次攻撃に移行。ペナルティエリア手前でボールを受けたレミ・カベッラが横パスを選択し、自身は勢いよくゴール前に走り出す。トーマス・ムニエのミドルシュートが相手選手にディフレクトしてゴール前に飛び、浮き球に反応したカベッラがヒールでダイレクトシュート。“技あり”の先制弾でリールがリードした。

 それでも60分、スタッド・ランスが右サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めた伊東が右足でアウトスイングのクロスを送ると、モリー・ガベインがニアで合わせたボールがファーに流れる。待ち受けるセルヒオ・アキエメが豪快に左足を振り、強烈なボレーシュートがゴールイン。アウェイチームがセットプレーでゲームを振り出しに戻した。なお、伊東は69分に交代となった。

 守備に人数を割いて攻撃を凌ぎ続けるスタッド・ランスだったが、84分にジョゼフ・オクムがボックス内でチュバ・アクポムを倒し、痛恨のPK献上。アクポムからキックを決められ、勝ち越しを許してしまう。結局、そのまま試合は2−1で終了。勝利したリールは、5位フィニッシュを果たして来季のヨーロッパリーグ出場権を獲得。敗れたスタッド・ランスはル・アーヴルが勝利したため、16位に陥落して降格プレーオフに臨むこととなった。今後、スタッド・ランスは24日にクープ・ドゥ・フランス決勝でパリ・サンジェルマン(PSG)と激突する。


【スコア】
リール 2−1 スタッド・ランス

【得点者】
1−0 37分 レミ・カベッラ(リール)
1−1 60分 セルヒオ・アキエメ(スタッド・ランス)
2−1 86分 チュバ・アクポム(PK/リール)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定