クラブ史上初のFA杯制覇に貢献の鎌田大地、現地メディアから賛辞「中盤で奮闘した」

　クリスタル・パレスに所属する日本代表MF鎌田大地に現地メディアから高評価が与えられている。

　FAカップ決勝が17日に行われ、クリスタル・パレスはマンチェスター・シティと対戦。16分にエベレチ・エゼが先制点を決めると、その後にはGKディーン・ヘンダーソンがPKセーブを見せるなど、この1点を最後まで守り切ったクリスタル・パレスが1−0で勝利を収め、初制覇を飾った。

　なお、現在のクラブ創設年が1861年と位置づけられているクリスタル・パレスにとっては164年の歴史でクラブ史上初となる主要トロフィー獲得に。また、データサイト『OPTA』によると、この優勝に伴い、来季のヨーロッパリーグ（EL）出場権を獲得したクリスタル・パレスは、ヨーロッパの主要大会にクラブ史上初めて出場することにもなったという。

　試合後、選手採点を発表したイギリスメディア『フットボール・ロンドン』は、フル出場で勝利に大きく貢献を果たした鎌田に「8」点をつけ、「ファーストタッチから見事なリカバーを見せてパレスにフリーをもたらした。（ジャン・フィリップ・）マテタへのパスで先制点につながるカウンター攻撃の起点となった。中盤でシティを封じ込めるために奮闘し、ベルナルド・シウバのシュートをブロックしてゴールを守り抜いたところは、自身が得点したのと同じくらい価値のあるものだった」と絶賛した。

　また、イギリス紙『イブニング・スタンダード』でも鎌田には「8」点がつけられ、「準決勝でまさに期待に応えていたが、この試合でもその期待に応えた。特に重要な貢献の多くは守備でのものだった」と賛辞が送られている。


【ハイライト動画】クリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ