
【写真】笑顔で対面する蔦重(横浜流星)と鱗形屋(片岡愛之助) 『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』第19回「鱗の置き土産」場面カット
経営難におちいり店を畳むことにした鱗形屋は、商売仲間の鶴屋(風間俊介)らと今後について協議していた。その場で、鱗形屋お抱えの作家・恋川春町(岡山天音)は、今後鶴屋で書くことが決まる。一方の蔦重は、市中の地本問屋たちの勢いに対抗するため春町の獲得を狙っていた。
そんなある日、鶴屋と組んだ春町が新作を書けなくなっていることを知った鱗形屋。さらに人知れず蔦重が自分の商売を支えてくれていたことも知ると、鱗形屋は恩に報いるため蔦重に協力することを決意。こうして蔦重と鱗形屋は一緒に春町が書きたくなる物語のネタを考えて、そのまま彼を鶴屋から引き抜くことを目指すのだった。
蔦重と鱗形屋の作戦は功を奏し、春町を鶴屋から引き抜くことに成功。かつては共に商売をしながらも蔦重に私怨を抱えることになった鱗形屋。彼は改めて「今まですまなかった、蔦重」と頭を下げると、蔦重は「お互いさまでさぁ」と笑顔を見せる。
そんな蔦重に鱗形屋は「もらってもらいてえものがある」と木版を差し出す。受け取った蔦重は木版を見つめながら「『塩売文太』ですか!?」と驚く。鱗形屋が出版した赤本『塩売文太物語』は、蔦重が買った初めての本で、幼なじみの花魁・瀬川(小芝風花)へ贈った思い入れのある作品。感激した蔦重がポロポロと涙をこぼしながら「これ以上ねえ、お宝をありがとうございます!」と頭を下げると、鱗形屋も思わずもらい泣きするのだった…。
蔦重と鱗形屋が和解し、2人をつなぐ縁も明らかになると、ネット上には「一緒にもらい泣き」「涙が止まりません!」「号泣ですけど!!」などの声が続出。さらに鱗形屋が渡した“土産”についても「鱗の旦那の置き土産、粋だなぁ」「タイトルが鱗の置き土産ってそういうことなのか。うわー!!」「タイトル回収も素晴らしい!」といったコメントも集まっていた。
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