今季バルサで得点を量産したフェラン・トーレス [写真]=Getty Images バルセロナに所属するスペイン代表FWフェラン・トーレスにプレミアリーグ移籍の可能性が浮上しているようだ。18日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。
現在25歳のF・トーレスはバレンシアの下部組織出身で、2017−18シーズンにトップチームデビューを飾った。2020年にはマンチェスター・シティへ活躍の場を移したが、定位置確保には至らず、2022年1月にバルセロナへ完全移籍。今シーズンは先発起用の機会こそ限られているものの、公式戦45試合で19ゴール7アシストをマークし、2シーズンぶりのラ・リーガ制覇を含む国内3冠に大きく貢献した。
充実したシーズンを過ごしたF・トーレスだが、今夏にプレミアリーグ復帰を果たす可能性があるという。報道によると、アストン・ヴィラが獲得に興味を示しており、今夏の移籍市場で5000万ユーロ(約81億円)程度のオファーを検討しているという。今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)でベスト8に進出した同クラブは、さらなる飛躍に向けて前線の戦力拡充を目指しており、ウナイ・エメリ監督やモンチSD(スポーツディレクター)が以前から能力を高く評価しているF・トーレスもリストアップされているようだ。
なお、バルセロナとの現行契約を2027年6月末まで残しているF・トーレスは現状に満足しており、今夏の移籍を望んでいない模様。一方で、慢性的な財政難に陥っているバルセロナがオファーを検討する可能性は否定できないようだ。
イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードやスペイン代表FWマルコ・アセンシオとのレンタル契約が6月末で満了となるアストン・ヴィラだが、今夏にF・トーレスの獲得に動くのだろうか。今後の動向に注目が集まる。