陸上男子100メートルで世界選手権2大会連続入賞のサニブラウン・ハキーム(26=東レ)が19日、都内の小学校で「東京2025世界陸上 バトンプロジェクトキックオフイベント」に参加した。
9月の世界選手権東京大会(国立競技場)へ向けて行われ、男子走り幅跳びの橋岡優輝(26=富士通)とともに出席。児童たちとストレッチしたり、リレーのバトンパスのコツをアドバイスしたりした。
「こういうイベントはものすごく大切。子どもたちと触れ合うことによって、子どもたちが大きくなって自分の夢を追ったりかなえたりする。下の世代にどんどんつながっていくものだと思う」
かねて子どもたちとの交流活動に力を入れており、今月16日にも都内の小学校でイベントに参加。6月以降には小中高生対象の短距離大会「DAWN GAMES(ドーンゲームス)」を2年連続で主催する。「陸上界をどんどん活性化していければ」と望んだ。
前日18日のセイコー・ゴールデングランプリ(GGP)は欠場。左足に違和感があり「リスクを負うべきではない」と大事をとってレースを回避した。今後は練習拠点の米国で土台を固め直し、6月上旬にイタリア・ローマで今季2戦目に臨むという。
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すでに世界選手権の参加標準記録(10秒00)は突破しており、7月上旬の日本選手権(国立競技場)の成績や世界ランキング次第で代表入りが決まる。「自分のためだけでなく、日本で応援している方々やサポートしてくださる方々のために良い姿を見せたい。東京での世界陸上は一生に1度あるかないか。全身全霊で挑めれば」と思いを込めた。【藤塚大輔】
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