OPPOのフラグシップモデル「Find X8 Ultra」は、1型センサーのカメラを採用し、望遠カメラも高性能、さらにカメラボタンも搭載したハイスペックなスマートフォンです。
OPPOは2024年10月にFind X8シリーズを発表しました。上位モデルの「Find X8 Pro」と、日本でも発売されたベーシックラインの「Find X8」の2機種のみで、前機種にあったUltraモデルは登場しませんでした。
プロセッサはどちらもMediaTekの最上位モデルであるDimensity 9400を搭載するものの、Qualcommチップ搭載の、より高性能なモデルの登場が期待され続けてきました。
Find X8 UltraはプロセッサにSnapdragon 8 Eliteを搭載しています。カメラは1型センサーとなり、画素数は約5000万画素あります。さらに望遠カメラ2つも5000万画素ですが、3倍(70mm)と50倍(135mm)はどちらもペリスコープ方式で、Find X8 Proより高性能なセンサーを搭載しています。4つ目の超広角カメラも5000万画素で、こちらはFind X8/Find X8 Proと同じです。
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本体右側面にはシャッターボタンが加わりました。カメラ操作をより簡単に行えます。
左側面にはOPPOやOnePlusの上位モデルが搭載する3段階切り替えのアラートスイッチが廃止され、ショートカットボタンとなりました。カメラ起動やマナーモードなど、プリセットされたいくつかの機能を起動できます。
カメラ性能は申し分なく、OPPOのフラグシップモデルというだけではなく、他社のハイエンドモデルにも十分対抗できる性能です。ハッセルブラッドと提携したカメラの写りもデジタル感を抑えつつディテールをはっきりと表現してくれます。4K/120fpsのスローモーション撮影もできるなど、動画カメラとしても高性能です。
シャッターボタンはタッチ式で、センサーの感度は高く指先を乗せて軽くタッチするだけで動作します。指先を乗せて左右に動かし焦点距離の変更もスムーズ。カメラフォンに無くてはならない機能になりそう。
日本ではハイエンドモデルとしてFind N8しか投入していないOPPOですが、20万円近くするシャオミの高性能カメラフォン「Xiaomi 15 Ultra」がニッチな存在とはいえユーザーを増やしています。海外でこれだけのいい製品を出しているだけに、日本への投入も期待したいものです。
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