カンテレ次期社長に岡宏幸氏 24年度放送収入は約3億減収 フジ問題で約20社が出稿に至らず

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2025年05月19日 18:34  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

関西テレビ本社社屋(2025年4月撮影)

関西テレビ(カンテレ=大阪市北区)は19日、現在取締役の岡宏幸氏(56)が代表取締役社長に昇任する役員人事を発表した。尾谷牧夫氏(67)が新任として、代表取締役会長に就く。同局はこの日、取締役会を開き、役員候補者を内定。6月19日の株主総会ではかり、取締役会を経て正式決定する。


同局では、4月4日付で大多亮氏が社長職を辞任し、株主総会までの限定で、現会長の福井澄郎氏が社長を兼務している。岡氏は5月16日に発表されたフジテレビが発表した取締役候補に入っている。


岡氏は91年に同局入社。営業局業務部部長、編成局編成部部長、編成局局長などを経て、23年に取締役に就いていた。


取締役の中には、フジ・メディア・ホールディングス専務取締役、フジテレビ代表取締役社長の清水賢治氏、阪急阪神ホールディングス代表取締役社長、グループCEOの嶋田泰夫氏も、ともに新任として名を連ねている。


また、24年度の個別決算も発表。放送収入としては、前期比約3億円の減収となっており、同局の営業局によると「要因としては、フジテレビの問題を理由とし、出稿に至らなかったものが約20社ある」と分析、評価しているという。

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