シンガポール航空グループは、2025年3月期に過去最高の売上高と純利益を計上した。
売上高は195.4億シンガポールドル、営業利益は17,1億シンガポールドル、純利益は27.8億シンガポールドルだった。エア・インディアとヴィスタラの合併に伴う11億シンガポールドルの特別利益を計上したことが寄与した。
旅客数は3,940万人で、前年比8.1％増と過去最高を記録した。座席利用率は86.6％だった。旅客単価は競争の激化により5.5％減った。
全日本空輸（ANA）との共同事業を9月に開始するほか、エアバスA350-900ULR型機にファーストクラスの搭載、チャンギ国際空港ターミナル2のラウンジ刷新などの戦略的な取り組みを継続する。
今後は国際情勢や経済の不確実性が見込まれるものの、デジタル化や次世代機材、顧客体験の向上への投資を継続する。出資するエア・インディアを通じ、インド市場への進出も強化する。
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保有機材数は205機で、平均機齢は7年8か月。発注機材数は78機。旅客ネットワークは36か国・地域の128都市、貨物ネットワークは37か国・地域の132都市に及ぶ。
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