クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督 [写真]=Getty Images クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督は、来季も同クラブのトップチームで指揮を執ることが既定路線となったようだ。イギリスメディア『テレグラフ』が19日に報じている。
今シーズンのクリスタル・パレスは、プレミアリーグでこそ12位に沈んでいるものの、FAカップではフルアムやアストン・ヴィラらを破り、ファイナルへ進出。17日に行われたマンチェスター・シティとの決勝では、イングランド代表FWエベレチ・エゼのゴールで1−0と勝利し、クラブ史上初のFAカップ優勝を成し遂げた。
そんなクラブを率いるのは、オーストリア人指揮官のグラスナー監督。かつては母国のLASKリンツや、ブンデスリーガのヴォルフスブルクを率いており、フランクフルト時代の2021−22シーズンにはヨーロッパリーグ制覇を成し遂げた名将だ。そんなグラスナー監督は昨シーズン途中よりクリスタル・パレスを指揮。昨季終盤は圧巻の成績を残すなど、自身初の指揮となるプレミアリーグの舞台でも、その手腕を遺憾なく発揮していた。
グラスナー監督とクリスタル・パレスの現行契約は2026年夏まで残っているものの、今回の報道によると、クラブは新契約締結へ向けて動き出したようだ。FAカップの優勝後、クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長は来季もグラスナー監督が指揮を継続することを明言。「彼とは以前から話し合いを続けてきた。オリヴァーは来年もここにいる」と語っている。
現在クリスタル・パレスに所属する日本代表MF鎌田大地にとって、グラスナー監督はフランクフルト時代からの“恩師”でもある。一時はポジション争いで遅れを取っていたものの、FAカップ決勝では中盤の3列目でフル出場するなど、存在感を発揮していた。報道の通りであれば、来季もグラスナー監督と鎌田との“タッグ”は継続することとなるが、契約交渉はどのような結末を迎えるだろうか。
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