
新卒で入社した人は、どこの部署に配属されるのか、入社前に気になるもの。希望通りの配属になるとは限らず、まさに「配属ガチャ」だ。そんな配属ガチャがきっかけで、思わぬ展開を迎えた人たちもいるようだ。
投稿を寄せた20代女性(東京都/企画・マーケティング・経営・管理職/年収700万円)は、次のように書いている。
「『英語はできない』と入社時も配属時も伝えていたのに、なぜかグローバルチームに配属された」
希望通りの配属が叶わなかったものの、女性にとってこれが転機となった。(文:林加奈)
新卒で他にスキルもなかったので必死に勉強し……
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女性は当初「何かの間違いでは?」と思い、上司に相談した。しかし……
「『英語ができないなら私のチームにいらない』と言われ、新卒で他にスキルもなかったので必死に勉強し、3ヶ月ほどで英語を使って業務ができるようになった」
わずか3か月でビジネス英語を習得した女性の努力は見事である。厳しい言葉ではあったが、結果的に彼女の潜在能力を引き出し、大きな成長を促したことが、年収700万円という結果として表れている。
「新入社員にプレゼンに来た時に、かなり専門的な質問をした」
同じく投稿を寄せた50代男性(ITエンジニア/年収2000万円以上)はバブルの頃、1989年に入社。丙午生まれで大卒が不足していた世代だというが、「配属が運任せなことは変わりはありませんでした」というから、配属ガチャは今も昔も変わらないことを明かしている。そんな男性が配属されたのは「研究開発部」だったという。その理由は
「配属された部署のマネージャーが新入社員にプレゼンに来た時に、かなり専門的な質問をしたことで選ばれたそうです」
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プレゼンでの質問タイムがきっかけで配属先が決まったというわけだ。その後、男性のキャリアは大きく飛躍する。
「その後、本社がある米国に長期出張し、出張先の部署の要請で本社に転職。そのまま米国に居住しています」
持ち前の探究心と行動力が、国境を越えて活躍する未来を切り開いたと言えるだろう。
キャリコネニュースでは「配属ガチャについて思うこと」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/XBP0NVJA
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