「愛子さまは5月8日・9日に『大阪・関西万博』を視察するため大阪府を、18日・19日に能登半島地震の被災地をお見舞いのため石川県を訪問されました。
連続しての地方単独ご公務となりましたが、愛子さまご本人は充実感を得られているようです」
そう語るのは皇室担当記者。社会人2年目となり、お出ましも増えるなか、“愛子さまフィーバー”が巻き起こっている。
「万博会場でも愛子さまをひと目拝見しようと大勢の人々が集まり、お姿が現れると歓声が巻き起こったのです。そのいっぽうXへのある投稿も話題を集めていました。
《いったい誰から守っているわけ?(中略)20人前後で守らなきゃいけない程危険なんですか?》という文言で、1日目の愛子さまのお写真とともに投稿されていました。確かに周囲には数人の警衛担当者も写っていましたが、X上では、このコメントに対する賛同はほとんど得られていないようでした」(前出・皇室担当記者)
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投稿者は“いったい誰から?”と、疑問を投げかけていたが、まさにこのとき、万博関係者や警備要員たちは愛子さまに迫る“異常事件”の対処に追われていたのだ。
万博の運営に携わる関係者は、本誌に対し次のように証言した。
「1日目の5月8日16時ごろに、愛子さまは大屋根リングを視察されました。次に電力館へと移動されたのですが、男性3人・女性1人の4人組のグループが愛子さまの後をついてきていたのです。
最初に彼らに気がついたのは、取材に来ていたテレビ局のスタッフでした。連絡を受けた万博の広報担当者が、『報道の方ですか? どちらの会社の所属でしょうか?』などと、確認しようとしたのですが、完全に無視されて……」
“愛子さまにつきまとう正体不明の集団”の存在のため、にわかに現場は緊迫。彼らは愛子さまが移動するたびについてきたというが、ついにある行動に出たという。
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■記念すべき式典にはYouTuberが闖入
前出の万博関係者が続ける。
「突然愛子さまに近寄って、質問を投げかけたのです。『ユン大統領が出した戒厳令について、どう思われますか?』と。
昨年12月に韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が『非常戒厳を宣布する』と宣言した事件のことを指し、何らかの政治的な意図を込めて問いかけたと思われます」
愛子さまは一瞬足を止められたが、動揺したご様子はなかったという。
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「そばにいた宮内庁職員らしき男性が『あちらへ』と、愛子さまを誘導しました。しかしそれでも彼らがついていこうとしたのです。万博のスタッフたちも応援を呼んでおり、彼らを制止するために、しばらくもめていたそうです。
安倍晋三元首相への銃撃事件や岸田文雄前首相への襲撃事件もあっただけに、愛子さまに万が一のことが起こったら……と、私たちも気が気ではありませんでした。のちに判明したのですが、彼らは外国人のグループだったそうです」(前出・万博関係者)
実は、このわずか5日前にも愛子さまのご訪問先で“事件”が発生していたのだ。愛子さまは5月3日に、新宿・京王プラザホテルで開催された「第23回世界災害救急医学会開会式」に出席された。
宮内庁関係者によれば、
「愛子さまが初めておことばを述べられる式典として、非常に注目されていました。その取材エリアに、YouTuberと思しき人物が紛れ込んでいたのです。一般的に皇室の方々の取材は、事前に申し込みが必要で、取材エリアも厳密に決められています。
しかしそのエリアに、ハンディカメラを持った男性が闖入していたのです。男性に気がついた宮内記者会の記者が『ここは報道陣のエリアですよ』と伝えると、その場は引き下がったそうですが、今度はロビーの一般奉迎者に紛れ込み、ホテルに到着された愛子さまを撮影していたと聞きます」
世界災害救急医学会の運営事務局は、この事態を把握していなかった。本誌の取材に担当者はこう語った。
「写真付きIDで確認しており、部外者が紛れ込むことは考えられません。当日は、そういった声も出ていませんでした。しかし報道陣の身元の確認や取材場所への誘導についての責任は主催者側にあるので、もし事前申請がない人が紛れ込んだ場合の責任は主催者にあります」
愛子さまフィーバーの陰で発生していた2つの事件について、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう話す。
「愛子さまの人気は今後も高まっていくと思います。その影響力を利用したいと考える人間もいるでしょうし、残念ながら愛子さまの身に危険が及ぶような“万が一の事態”が生じる可能性も否定はできません。
皇室の方々は国民とのふれあいを望まれていますが、やはりある程度の警衛は必要となり、関係者はそのバランスにこれまで以上に配慮していかなければなりません。いっぽうで国民も、警衛の必要性を理解していかなければいけないと思います」
一部の“ルールを守らない人々”の存在のために、皇室と国民の距離が広がってしまう事態は残念としかいいようがない。
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