2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー) 2025年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは12位、ガブリエル・ボルトレートは18位でレースを終えた。
ヒュルケンベルグはハードタイヤで17番手からスタートし、9番手まで順位を上げた。エステバン・オコン(ハース)がストップしバーチャルセーフティカー(VSC)が出た際にピットに入り、ヒュルケンベルグはミディアムに交換。1ストップ戦略を採用し、終盤は角田裕毅(レッドブル)やフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)と争い12位でフィニッシュした。
ボルトレートはまたも予選でヒュルケンベルグを上回り、ミディアムタイヤで14番手からスタート。12周目にハードタイヤに交換し、VSC出動時の29周目に再び新品のハードに交換。46周目にセーフティカーが出た時には3回目のピットストップを行ってユーズドのミディアムに履き替え、18位で完走した。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)決勝=12位(63周/63周)17番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「僕にとって、今年まあまあのレースのひとつだった。他の週末と比べて競争力が増して、金曜日と土曜日と比べて今日はマシンの感触もよくなった。レースでは、バーチャルセーフティカーのタイミングがついていたので、ポイントを争えるポジションにつけることができた」
「残念ながら、レース終盤のセーフティカーは僕たちにとって何の助けにもならなかった。リスタート時には、もっと速いクルマに囲まれてしまい、フレッシュなタイヤを履いた(角田)裕毅やフェルナンド(・アロンソ)を後ろに抑えておくことができなかった」
「結局、あらゆることが重なって、僕たちはポイントを獲得することができなかった。純粋なペースで言えば、まだ追いつく必要があるが、マージンが非常にタイトなので、小さな改善が大きな違いを生む可能性がある」
■ガブリエル・ボルトレート(ステークF1チーム・キック・ザウバー)決勝=18位(63周/63周)14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード→ミディアム
「今日は僕にとって最も簡単なレースというわけではなかった。ポジティブな面としては、特にハードタイヤでのペースがよかったので、そのことがうれしい。最初のスティントは順調だったが、残念ながら僕たちにとってバーチャルセーフティカーが導入されたタイミングが悪くて、勢いを大きく失ってしまった」
「その時点から、僕たちに訪れるあらゆる機会を最大限に活用することが難しくなった。レースのほとんどの間、僕たちは間違った場所に間違ったタイミングでいたので、当然ながら苛立っている」
「それでも、結果にこそ表れてはいないが、ペース面での小さな改善には満足している。これからは、どこでもっとうまくできたかということを分析して理解し、来週のモナコでの次の目標に向かう時だ」
[オートスポーツweb 2025年05月20日]