元宝塚月組トップスターの女優珠城(たまき)りょう(36)が20日、都内で森田健作(75)がパーソナリティーを務めるNACK5「青春もぎたて、朝一番!」(25日午前6時30分)とニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」(6月2日午後6時20分)の収録に参加した。
中学2年の時に初めて宝塚を見て、中学3年で受験。高校2年の時に3回目の受験で宝塚音楽学校に合格して、2006年(平18)に入学した。「バレエ教室に通っていたんですけど、バスツアーで宝塚の大劇場まで見に行って『なに? このきらびやかな世界は』って衝撃を受けました。宝塚受験のために各地にスクールがあって、皆小さい頃から勉強しているのに、中2で初めてみて中3で初受験ですからね」と笑った。
08年に宝塚に入団。16年に入団9年目にトップ就任。男役としては7年目の天海祐希(57)に次ぐスピード出世だった。森田が「嫉妬もあったのでは」と聞くと、珠城は「そんなことはないけど(笑い)。でも、皆で切磋琢磨(せっさたくま)しているから、悔しいという気持ちがないとおかしい。そういう気持ちが分かるから、認めてもらえるように誠心誠意努力して、前向きにやるしかないと思いました。80人近い組の“座長”ですから」と振り返った。
21年(令3)に退団して、芸能界入りして女優に。「(男役として)相手をリフトする側から、される側になったので申し訳ない」と笑いながら「舞台と映像には大きな違いがありました。ドラマの監督からは『せりふをはっきりしゃべりすぎだから、もうちょっとボソボソしゃべって』と言われました。舞台では感じられなかったリアルがありました。それに舞台は2500人のお客さんに見せるための化粧をする必要があったけど、それと比べればスッピンみたいなもので楽しい発見がありました」と話した。
放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」では、女郎屋「松葉屋」の若い花魁(おいらん)の指導役の番頭新造、とよしまを演じた。「ものすごい数の人が関わっていってドキドキしました。171センチあるんですけど、高げたを履いている小芝風花さんより頭が上に出そうで『私って本当に大きいんだな』って思いました」と笑った。
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来月6〜15日には東京・六本木トリコロールシアターで2人芝居「ラ・ペルーチェ〜セキセイインコ〜」に出演。7月19、20日は東京国際フォーラム、同26、27日は大阪・梅田芸術劇場で「モーリー・イェストン生誕80終演記念コンサート」に出演する。
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