
物流業界の人手不足が深刻化する中、こんな事があっては余計に人材不足に拍車がかかると感じるエピソードが寄せられた。静岡県の50代男性は、宅配便の配達ドライバーをしていた時のトラブルをこう振り返る。
「着払いの荷物で、配達先に行くとお客が『値段が高い』と言ってきて、確か1万5000円くらいだったと思いますが『払わない』と言い始めた」
金額が金額だけに、送料の着払いではなく「代金引換」での配達だろう。(文:湊真智人)
「『残りは配達員のお前が払え』と理不尽な事を言ってきました!」
自分で注文して金額も分かっていたはずなのに文句を言うのは筋違いだし、配達員にはどうしようもない。こういう場合は返送となるはずだが、このとき、困った男性は会社に電話をした。しかし、またもや耳を疑う言葉を聞いてしまう。
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「なんと会社の所長が言った事は、『5000円だけもらってきて、残りは配達員のお前が払え』と理不尽な事を言ってきました!」
トラブルの尻拭いを押し付けられるとは、なんとも悲惨だ。しかし男性は、「仕方なく」足りない分を補填してその場を後にした。
ところが、会社に到着すると思いがけない展開が待っていたという。
「その後たまたま会社の所長の上司が来ていたので話をしたら、俺がその時に払った金額を払ってもらえました!」
理不尽に払わされた金を、幸運にも取り返すことができたようだ。なお、こうしたトラブルで返送となれば、送料や手数料の請求をされても文句は言えないため、そもそも安易なネット注文やはやめたほうがいいだろう。
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