写真 プレミアリーグ第37節が20日に行われ、マンチェスター・シティとボーンマスが対戦した。
大混戦となっているプレミアのチャンピオンズリーグ(CL)出場権争い。暫定ながら圏外の6位に位置しているマンチェスター・シティは、引き分け以上の結果で3位まで浮上する状況。週末のFAカップ決勝からは4選手が入れ替わり、MFロドリが約8カ月ぶりにベンチ入りを果たした。
キャプテンマークを巻いて先発したケヴィン・デ・ブライネのホーム最終戦としても大きな注目を集めた一戦は、落ち着いた立ち上がりを見せる。しかし14分、ゴール正面やや右のボックス外からオマル・マルムーシュが右足を一閃。このロングシュートが左ポストに当たってネットを揺らし、突如として先制点が生まれた。
リードを奪ったマンチェスター・シティは、その後もボールを支配。25分にはボックス左に侵入したマルムーシュのセンタリングにゴール前でフリーだったデ・ブライネが左足で合わせるも、シュートはクロスバーを叩いてしまう。
対するボーンマスもカウンターから何度か好機を作り出したが、33分にエヴァニウソンが放ったシュートは右ポストに阻まれた。すると38分、ボックス右のポケットに侵入したイルカイ・ギュンドアンのパスを受けたベルナルド・シルバが左足でニアサイドを射抜き、マンチェスター・シティが2点をリードして前半を終えた。
迎えた後半もホームのマンチェスター・シティが試合をコントロール。さらなる追加点を狙ったが、65分過ぎに思わぬ展開が待ち受けていた。ヨシュコ・グヴァルディオールの不用意なバックパスが狙われ、裏に抜け出したエヴァニウソンをマテオ・コヴァチッチがファウルで止めて退場に。これを受け、ジョゼップ・グアルディオラ監督は、デ・ブライネを下げてニコ・ゴンサレスを投入。予想外の形でデ・ブライネのエティハド最終戦が幕を閉じた。
数的優位な状況となり、攻勢に出始めたボーンマスだったが、73分にルイス・クックがN・ゴンサレスへの危険なタックルにより一発レッドで退場。残り15分を10対10で戦うことになると、マンチェスター・シティは83分にロドリを送り出す。89分には前がかりとなったボーンマスの裏を突いたN・ゴンサレスが加点し、試合を決定づけた。
その後、バックパスのミスからダニエル・ジェビソンに1点を返されたマンチェスター・シティだったが、ホーム最終戦を3−1の勝利で飾り、3位に浮上。6位に後退したアストン・ヴィラとの勝ち点差を「2」として最終節を迎えることに成功した。アストン・ヴィラとは得失点差が開いていることもあり、最終節のフルアム戦で引き分け以上の結果を得ることができれば、マンチェスター・シティの15季連続となるCL出場が決まる状況となった。
25日に開催される最終節、マンチェスター・シティはアウェイでフルアムと、ボーンマスはホームでレスターとそれぞれ対戦する。
【スコア】
マンチェスター・シティ 3−1 ボーンマス
【得点者】
1−0 14分 オマル・マルムーシュ(マンチェスター・シティ)
2−0 38分 ベルナルド・シルバ(マンチェスター・シティ)
3−0 89分 ニコ・ゴンサレス(マンチェスター・シティ)
3−1 90+6分 ダニエル・ジェビソン(ボーンマス)
【動画】衝撃的なマルムーシュの一撃が均衡を破る!
フリーのマルムシュが右足を振り抜き
スーパーゴール⚽️が生まれる⚡️
🆑出場権獲得にマン・シティが前進😄
🏆プレミアリーグ 第37節 #マンチェスター・C v #ボーンマス
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